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国会が正常化するかどうか、このあとの与党党首会談で高市総理がどういう方針を示すか、が焦点です。政治部官邸キャップの矢岡記者が解説します。

■定数削減法案「先送り」で調整

7日は七夕ということで、高市総理と吉村代表の短冊の願いは、「今の国会で定数削減法案、副首都法案を成立させる」でしたが、これを書き換える形になりそうです。

複数の与党関係者によりますと、両党は「定数削減法案と副首都法案を切り離して、定数削減法案を先送り」との方針を党首会談で確認する方向で調整しています。

――定数削減法案の「先送り」これは諦めるということにつながる?

今の国会での成立は断念したとしても、「次の国会」秋を想定する臨時国会で、引き続き成立を目指す、という方向で調整しています。

■維新議員「二つに一つ折れるしかない」

――定数削減法案は維新の肝いり政策

維新の内部を取材していると、7日午後になって急速に温度感が変わりました。

ある維新の中堅議員は、「成果ゼロでは仕方ない。二つに一つ折れるしかない」と話しています。また、ある党幹部は、「現実的には『先送り』しか落とし所はない」と言い始めました。

この幹部は「高市政権が終われば、維新はやりたいことが何もできない。守る方法を考えないといけない」と「先送り論」が強まっていた自民党と維新の板挟みになっていた高市総理に寄り添う姿勢も見せています。

別の幹部も「条件によっては、のめることもある」などと話し、維新として譲歩する可能性を示唆しています。

実はこれまで維新は、自民党に何度も「譲歩」してきました。

この定数削減法案は、もともと、去年の「臨時国会」で「成立を目指す」としながら、今の国会に先送りしたものです。今回は2度目の先送りになります。

また、副首都法案でも、こだわってきた大阪都構想に関わる部分で譲り、皇室典範改正案でも養子の年齢制限を認め、譲歩しました。

■皇室典範改正案の審議“中継なし”提案 野党側「だまし討ちだ」

――定数削減法案が先送りになれば、国会が正常化し皇室典範改正案の審議も始まる?

そうなりそうです。実際、ある野党幹部は「定数削減を切り離せばいい」と話しています。

ただ、皇室典範改正案の審議では、気になる点もあります。6日、自民党の磯崎国対委員長は、野党側にテレビやインターネットによる中継をしない形での審議を提案しました。

――なぜ中継しないと提案

静謐(せいひつ)な環境を整えたいという意図があると思いますが、その真意はわかりません。ただ、この法案には、与野党の「立法府の総意」にはない内容が含まれていて、野党側は「だまし討ちだ」と厳しく批判しています。

国民の理解を深めるためには、目に見える形での審議も必要な要素です。今後の皇室のあり方を大きく変える法改正だけに、政府・与党には、丁寧かつ透明性の高い審議への姿勢も求められます。