60代「1泊2日の国内電車旅行」。大きな旅行バッグはやめて、荷物を最小限に見直し快適に
年齢を重ねて国内旅行をまた楽しむようになり、荷物も見直した事例を紹介します。夫と義母のシニア世代3人暮らしをしている、整理収納アドバイザーの原田さよさん(60代)のケースです。ここでは、リュック+ショルダーバッグに収まるコンパクトな旅行の荷物の内容や、服装の工夫など、旅を快適にするアイデアについて語ります。

大きい旅行バッグをやめた理由
年に1回、幼なじみと1泊2日の電車旅に出かけています。50年以上のつき合いになる友達とは20代の頃よく一緒に旅をしましたが、それ以降はずっとできずじまい。それが60代になってから再開できました。
この旅は私にとってなによりの楽しみなのですが、初めのうちは、「あったほうが安心かも」と荷物を増やしがちで、大きめの旅行バッグを持参していました。
けれど、重たいバッグを持って駅の階段を上り下りしたり乗り換えで急いだりするのは、思った以上に大変でした。そこで次の電車旅からは、思いきってリュックとショルダーバッグだけで出かけるようにしました。
結果は大正解。荷物を減らす工夫は必要だったものの、移動がぐっとラクになりました。観光を楽しむ場面では、リュックは駅などのコインロッカーに預け、ショルダーはななめがけにして両手をあけ、安心して動けるようにしていました。
ショルダーバッグには「すぐ使うもの」を収納

移動中に取り出す機会が多いものは、すべてショルダーバッグへ入れています。
ショルダーバッグは、仕切りやポケットが多いものを選べば、分けて収納しやすいです。また、財布やスマートフォン、遠近両用メガネ、タオルハンカチ、ハンドクリームなどは、バッグ内に定位置を決めておくと、必要なときにすぐ取り出せて便利です。

バッグの中のポーチは、なにが入っているかが分かりやすいよう100円ショップで見つけたダブルファスナーの透明タイプを使っています。入れているのは、移動中のランチ後に使う歯みがきセット、常備薬(持病の薬と目薬)、化粧直しセット、ポケットティッシュ、小さい爪切りです。
リュックには「宿で使うもの」をコンパクトに収納
重いものは背中で支えるとラクなので、リュックには宿泊先や観光で使うものをまとめました。
●着替え1セット+下着・靴下は風呂敷にまとめて

着替えなどは、風呂敷や大判の薄手ストールでまとめてからリュックに入れています。初めのうちはビニール袋に入れていたのですが、風呂敷などの方が包みたいものやリュックの大きさに合わせやすく、宿泊先でベッドの上に広げる際もやりやすかったです。
●洗顔や基礎化粧品は慣れたものを
洗顔やクレンジング、基礎化粧品は、小分けにして普段使いしているものを持っていくようにしています。ホテルの備品が肌に合わないことがあったからです。普段使いしているものをサンプルでもらった場合は、旅行までそれをとっておき、持って行くことも。
●たためる帽子はあると便利

晴雨兼用傘は必要でしたが、人が多い場所だと傘はさせないので、たためる帽子が便利でした。洗えるタイプのものなら、汚れてもいいので安心して使えます。
●持ち手つきビニール袋はなにかと使える
今は袋が有料なので、持ち手つきの不透明のポリ袋も持っていきます。エコバッグ代わりにするほか、広い公園でベンチがなかったとき、お尻の下に敷いて座るのにも役立ちました。
服装の工夫で旅行を楽しく

荷物をコンパクトにしつつも、1日目と2日目の服装は変化をもたせて楽しんでいます。たとえば秋冬は1泊ならパンツ1本にトップス2枚ですが、春は薄手の服でよいため、トップスだけでなく、パンツも薄いベージュと濃い茶色などにして着替えました。
ショルダーバッグにくくりつけているのはスカーフです。エアコンが効きすぎているときなどに役立ちました。
荷物が軽いと、電車旅は楽しくなる
60代になってから、荷物をコンパクトにして楽しむ身軽な旅は、帰宅してからも荷ほどきがラクで疲れ方も違うというのを、しみじみ実感するようになっています。そのため、リュックもショルダーも出かける前に一度背負ったり肩にかけたりして、「移動がスムーズで、駅の階段も乗り換えもラクか」どうかを確かめていました。
これから暑くなっていきますが、荷物を軽くしておけば体力の消耗も防げると思います。ぜひコンパクトにまとめて身軽な旅を楽しんでくださいますように。
