「焦げたフライパン」を復活させる方法をメーカーに聞いた。たったひと手間で汚れがスルリと落ちる
毎日の調理に欠かせないフライパン。丁寧に使っているつもりでも、気づけば茶色い焦げがこびりつき、がっかりすることも。ESSEonlineの便利グッズ担当・もちづきが日用品のモヤモヤの解消法を調べるこのコーナーでは、今回、フライパンを製造するパール金属に直撃!「家庭でできる簡単なフライパンの復活方法」を伺いました。

「焦げ=買い替え」と思っていませんか?

そもそも、フライパンはなぜ焦げついてしまうのでしょうか。
「一般的に家庭で使われているフッ素樹脂加工のフライパンは、塗膜は食材がこびりつかないよう加工されています。フライパンの焦げつきは、必ずしも塗膜がダメになったから起こるわけではなく、多くの場合、洗浄不足によって汚れが蓄積していることが原因です」(小柳隆章さん、以下同)
たとえば目玉焼きや卵焼きをつくったあと、卵白に含まれるタンパク質は目に見えないレベルで表面に残りやすいもの。
「こういった汚れが十分に落としきれないまま加熱を繰り返すと、層のように蓄積し、フッ素樹脂加工の上に“汚れの膜”ができてしまいます。本来はこびりつかないフッ素樹脂加工でも、表面が汚れで覆われてしまえば意味がありません。結果として“焦げやすい”、“こびりつく”状態になってしまいます。そのため、調理後の洗浄が非常に重要になってきます」
フライパンの焦げは、大半は落とせる

一度こびりついた焦げを見ると、「もう無理」と諦めてしまいがち。しかし、小柳さんいわく、ほとんどの焦げは「家庭にあるもので簡単に落とすことができる」そうです。
「基本的に、フッ素樹脂加工のフライパンであれば、炭化するほどの異常な焦げでない限り、落とせるケースがほとんどです」
おすすめの焦げの落とし方は、意外にもとてもシンプル。
1:フライパンに水をはる
2:火にかけて一度沸騰させる
3:火を止め、少し冷ましてから中性洗剤とやわらかいスポンジで洗う
「しつこい焦げつきができてしまった場合、熱を加えることで焦げがふやけて、浮き上がりやすくなります。これは鉄製、ステンレス製のフライパンの場合も同様です」
無理に落とそうと金属ヘラや金属タワシ、研磨剤のスポンジでこするのはNG。
「塗膜のはがれにつながり、かえってフライパンの寿命を縮めてしまいます」
フライパンの焦げやこびりつきは、必ずしも寿命のサインではなく、正しい洗い方を知ればまだまだ使えるケースは多いもの。買い替えを決める前に、一度試してみてはいかがでしょうか。
