やっぱり私はダメなんだ…


不器用で苦労が多い小学校生活。発達凸凹の小3息子の母親が抱く進学の不安/発達障害っ子の中学受験(1)

『生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした』で知られるモンズースーさん。2人の子どもの発達障害で悩み、試行錯誤を続けるなかで、モンズースーさん自身もADHDであることがわかり、親子で発達障害と向き合い続けてきました。

そんなモンズースーさんが得たのは、「発達障害の子だからこそ」個性にあった進路を「中学に進学するタイミング」で選ぶ道もあるんだ、という気づきでした。

「困った」毎日から、自分らしく学べる居場所へ。うちの子の居場所はきっとある。

そんな思いを抱いたご家族を取材し、発達障害を抱える子どもの中学受験体験コミックを描き上げたモンズースーさん。ひとりひとり異なる特性を持つ子どもたちとその家族が向き合った、七転び八起きのリアルな受験エピソードがまとめられています。

※本記事は著=モンズースー、監修= 小川 大介、橋本 圭司の書籍『発達障害っ子の中学受験』から一部抜粋・編集しました。

コトハの家族


とてもマイペースな性格のコトハちゃん。同級生より行動が遅れがちで忘れ物も多く、整理整頓が苦手。自分の言いたいことをすぐ口にしてしまうなどの特性があり、母親は「発達障害」傾向のあるコトハちゃんの進路に悩みを抱えていました。

(塾選びと学習法)コトハの家族の場合


(塾選びと学習法)コトハの家族の場合


中学受験が身近な地域に住んでいたこともあり、コトハちゃんも中学受験に対しては前向きな姿勢。6年間環境を変えずに、余裕を持って学校生活を送れる私立の中高一貫校が、マイペースなコトハちゃんには合っているのではと、夫婦でも認識を共有することにしたのです。

(塾選びと学習法)コトハの家族の場合


(塾選びと学習法)コトハの家族の場合


受験勉強は小学4年生から本格的にスタート。塾から出される大量の宿題や、苦手な塾の担任の授業などにも、コトハちゃんなりに精一杯向き合っていました。そんなある日、コトハちゃんが学校でのトラブルを口にして…。

■(塾選びと学習法)コトハの家族の場合

もう塾は慣れたか?


別の塾に行く?


どうしたらいいのかな?


また偏差値が落ちた…


どうしたのママ?


こんなになるまでストレスを感じていたの?


ストレス発散したくても難しいよね…


受験の不安と学校でのトラブル。思春期特有の体や心の変化も重なり、コトハちゃんは強いストレスを抱えるようになっていました。

「子どもが安心できる環境はどこだろう」「自然に力を発揮できる環境を見つけてあげたい」という気持ちとともに、受験に向かう子ども本人の気持ちに寄り添うことも、大切な親の姿勢なのかもしれません。

※記事の内容はあくまで取材時の個人の体験や所感に基づくものであり、中学受験を推奨するものではありません。子どもの個性をそのままに過ごすための居場所探しのひとつの視点として、お読みください。

※学校や支援教室、塾や勉強法などは取材内容をベースに一例として紹介しています。一部名称が異なる場合や、個人によって結果が異なることがあります。

著=モンズースー、監修= 小川 大介、橋本 圭司/『発達障害っ子の中学受験』