松本潤

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 嵐の相葉雅紀が、2日放送のラジオ『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送)で、松本潤の気遣いについて「優しいね。ありがたい」としみじみ語った。

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 ことの発端は、以前に嵐のファンクラブ動画で松本が相葉の誕生日に「舞台のためのいろいろを贈ろうか?」と話していたというリスナーからのお便り。実際にどんなプレゼントをもらったのかという質問が寄せられたのだ。

 すると、相葉は「漢方かな? たぶん喉に良いんだろうなっていう漢方をいただきました。ありがたかったですね」と回答。「たぶん」というのは、まだその効果を実感していないためだ。「幸いなことにそれを使わずに来れてるんで。(体調が)ちょっと怪しいなって思ったときに使おうと思ってる」と、まるでお守りのように保管しているというのだ。

 松本といえば長い間、嵐のライブ演出を手掛けてきたことでも有名。嵐として表舞台でパフォーマンスを披露しながら裏方としても活躍してきた。それゆえにステージに立つことはもちろん、その瞬間に向けて整えていくことが、いかに大切かを誰よりも知っているということだろう。

 その入念なスタイルは、先日開催されたSnow Manのスタジアムライブ『Snow Man 1st Stadium Live~Snow World~』の初日公演終了後に行なわれた囲み取材でも話題になったばかり。Snow Manとしては初のライブ会場となる東京・国立競技場。そこで、2008年より6年連続で嵐のライブ演出を手掛けてきた松本に、監修という形でアドバイスをもらえないかと打診をしたというのだ。

 具体的にどのようなアドバイスをもらったのかという記者の質問に「もう本当にいっぱいすぎてどれを抜粋したらいいか」とラウールが困ってしまうほど、その助言は細部にまで気をくばられていたことがうかがえる。

 例えば、早めに移動を終えてしまう向井康二は「立ち位置はギリギリまで待って着く」ことの大切さを教わり、渡辺翔太は「いつもの煽りのトーンだとドームはいいけど、国立だとちょっと聞こえにくいかもしれないから、声のトーンを1個下げてしゃべってみたら」と、それぞれのパフォーマンスのクセも見切ったうえで、国立競技場という会場の特徴を考慮してアドバイスをしていたという。

 もちろん松本は前日のリハーサルにも参加。Snow ManとのグループLINEには、松本から2階席から見たステージ写真が6枚ほど送られてきたという。メンバーは「松本くんもちょっとエモい感じになってくれてるのかな」と思い、「思い出(の写真を)ありがとうございます!」と盛り上がったのだが、松本からは「いや、客席からどう見えるか勉強しとけ」との返信が。「叱咤激励をいただきました」というこぼれ話も笑いを交えながら披露された。

 さらに、松本はいつもライブ会場の一番上の席に行って実際にどう見えるのかもしっかり確認すること。そして、カメラ割りについてもすべて覚えているようで「ここで(カメラに)狙われるから絶対外すな」とのアドバイスもあったと振り返る。

 もちろん、監修するにあたりSnow Manの楽曲をすべて聴き込んでいたのは言うまでもない。それでいて本番前には楽屋にやって来て最終確認だけすると、背中を向けて手を振りながら「じゃあ、頑張って」と颯爽と立ち去ったという。そんなエピソードにも松本の美学が感じられた。

 そこに関わる人がもれなく幸せな気持ちになれるようにと願う入念な準備。そして最終的にはプレッシャーや押し付けを感じさせない配慮と物腰。そんな松本潤の動きを、相葉は“嵐ごっこ”で「やってみたい役」だと話していたことがあった。

 2023年1月に放送された『相葉マナブ』(テレビ朝日系)にて話題になった“嵐ごっこ”。相葉は「松潤をやるよ」と言い、松本が嵐のライブで披露する定番の挨拶「俺ら5人で◯万人を幸せにしてやるよ」も「もちろんね。それはもうマストで楽しむでしょ」と張り切っていた。

 そして「やっぱりアレだね」と松本らしい動きについて説明。「今日のご飯はここのお店にしようぜ」って言ってバンって用意したり」「ちょっと部屋寒いね」って部屋の温度を上げたりするのだとイメージ。「全部俺がやるから。松潤役の俺がやるから」「細かいところまで全部やる、全部任せてほしい」という相葉の言葉からも、日頃どれほど松本が気配り上手なのかがうかがえる一幕だった。

 松本は決して自ら「こんなことをしてあげた」という話をしない。今回のSnow Manのライブの監修についても、松本の口から明かされることはなかった。だが、もはやその松本の徹底した仕事人ぶりは、人の感動を生むほどのものである。そんな嵐だが、来年春頃にツアーを開催し、このツアーをもって嵐としての活動を終了することを発表した。5人が何度も話し合って出た結論は「ファンの皆さんに“直接感謝を伝える”“直接パフォーマンスを見てもらう”ということをもって、5人での活動を終了する」ということ。最後のツアーとなってしまうのは寂しい限りだが、松本をはじめとする嵐の気遣いが最後の瞬間までファンに届くことを期待している。

(文=佐藤結衣)