暗黙のルール?完全試合阻止のバントが波紋…DバックスVSガーディアンズ一触即発の危機
◇インターリーグ ガーディアンズ5−0ダイヤモンドバックス(2026年8月2日 クリーブランド)
ガーディアンズの本拠プログレッシブ・フィールドで2日(日本時間3日)、ダイヤモンドバックス戦が行われ、完全試合阻止をめぐるプレーが小競り合いに発展した。
ガーディアンズの先発・ウィリアムズが5回まで打者1人も出さない完全投球を続けていた。ただ、ダイヤモンドバックス側は6回の攻撃で先頭・タワが1ストライクからの2球目でバットを寝かせ、バントを試みた。この打球はファウルとなったもののガ軍捕手・ベイリーがタワに詰め寄り言葉を発した。タワは直後の3球目を右前に運び、ウィリアムズの完全試合の夢を打ち砕いた。
ただ、捕手・ベイリーだけでなくガ軍遊撃手・ロッキオもタワが次打者・バルガスのゴロで二塁封殺となった際に詰め寄り、不満そうな表情を見せていた。
試合はその後、ウィリアムズが2死二塁からキャロルを四球で歩かせた際に雨脚が強まり、中断。すると、ガーディアンズのボート監督がベンチから飛び出して抗議。ダイヤモンドバックス側も選手らが飛び出して本塁付近に集まり、あわや一触即発の危機に陥った。
大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、ボート監督はバントの試み自体を問題視していたのではなく「私が腹を立てたのは、我々の選手に対して、言うべきではない人間が言葉を浴びせていたからだ。不満はそこにあった」と語ったという。
同サイトによると、ウィリアムズは7月のツインズ戦でも今回のように完全試合挑戦中に5回に敵軍にバントを仕掛けられ、ファウルの直後にヒットを許したといい、ガーディアンズ側は余計にフラストレーションをためていたとみられる。
一方で、タワについて同サイトは「バントはタワのプレースタイルの一部」とし、打席に入る前にロブロ監督に確認し、「暗黙のルール」に抵触しないかどうかを確かめていたとした。
タワ自身も「野球に『暗黙のルール』があるのは理解している」とした上で「同時に、僕はただ塁に出てチームを助け、勢いをもたらそうとしただけだ。誰もが勝ちにこだわっているから、野球では時々こういう緊張感が生まれる」と語ったという。

