「ロイ・キーンやジェラードになぞらえる声もある」英国人記者が受けた“16歳ベリンガム”の衝撃「まるでキャプテンやリーダーであるかのように…」【W杯】
アステカ・スタジアムでの開催国メキシコ戦に続く勝利。イングランド国内では1966年以来となるワールドカップ制覇への期待が一気に高まっている。
ここまでの勝ち上がりに大きく貢献しているのが、MFジュード・ベリンガムだ。メキシコ戦、ノルウェー戦でともに2ゴールを奪うなど、ここまで6ゴールを挙げる活躍ぶり。チームに必要不可欠な存在だ。
しかし、今大会ではそうした懸念を払拭。ピッチ内外でリーダーシップを発揮し、模範的な選手として振る舞っている。イングランドのキャプテンはハリー・ケインだが、ベリンガムの存在感はチームを牽引するリーダーそのものだ。
一部では元マンチェスター・ユナイテッドのロイ・キーンや、元リバプールのスティーブン・ジェラードになぞらえる声も上がっている。
ベリンガムのリーダーとしての資質は以前から備わっていた。私は2019年9月、彼が当時16歳でバーミンガムのトップチームデビューを飾った際、年齢を感じさせない振る舞いを目撃した。初出場にもかかわらず、まるでキャプテンやリーダーであるかのようにベテラン選手たちを鼓舞しながら、大声を張り上げてプレー。その試合では決勝ゴールまで記録した。
イングランドはここからのW杯が真価を問われる戦いになる。準決勝のアルゼンチン代表戦は今大会最大の試練だ。1966年以来となる悲願の世界一まであと2勝。23歳の若きリーダーを中心としたイングランドは頂点にたどり着けるか。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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