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生成AIを使って、自身の声を無断で模倣した動画が投稿されたとして、人気声優津田健次郎さんが動画共有アプリTikTok」の運営会社に対し動画の削除を求めて、提訴していたことがわかりました。

提訴したのはアニメ「呪術廻戦」の七海建人役の声優や、俳優として活躍する津田健次郎さんです。

訴状によりますと、2024年7月から去年9月の間、「TikTok」で氏名不詳のアカウントから生成AIを使って津田さんの声を無断で模倣したナレーション付きの動画が180本以上公開されたということです。

津田さん側は、投稿者が津田さんの声を模倣したナレーションで閲覧者を集めており、著名人が自身の経済的価値を独占的に利用できる「パブリシティー権」を侵害しているなどと主張し、「TikTok」の運営会社に動画の削除を求めて、去年11月に東京地裁に提訴したということです。

津田さんの代理人弁護士によりますと、「TikTok」側は、動画のナレーションは「普遍的な男性の声」であり、声自体により閲覧者を集めているわけではないなどと反論し、訴えを退けるよう求めているということです。

生成AIをめぐっては、著名人の顔や声などが無断で利用される事案が深刻化しているとして、法務省が先月、どのような場合に権利侵害による民事上の責任が生じるか、有識者の検討会を立ち上げ議論を進めています。