西洋医学では病気じゃないけれど…中医学が警告する「冷え」に隠された恐ろしいリスク【図解 血管・血液の話】

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冷え性の原因は血液の汚れ

血流が悪いと末端の毛細血管が壊死

 どんなに暖かい日も手足の指先だけは冷たかったり、周りの人は暑がっているのに自分だけ肌寒いと感じてしまう……。これらはいわゆる「冷え性」と呼ばれる症状ですが、西洋医学では病気として扱われてはいません。ですが、冷え性は中医学でいうところの「未病」です。

 つまり、改善しなければ、いずれ深刻な病に発展してしまう恐れがある症状なのです。では、どうして健康な人よりも冷えや寒さを感じてしまうのでしょうか。

 その原因の1つが、血液の汚れです。血管を通して血液が全身を巡ることで、私たちは体のすみずみまで温かく感じられます。もし血液がドロドロの状態になって流れが悪くなれば、体は冷えてしまうのです。特に、 指先などの末端部分は冷えが顕著に表れます。なぜなら、体の末端にある血管はほとんどが極細の毛細血管だからです。

 毛細血管は髪の毛の10分の1ほどの太さしかありません。そのため、少しでも血液が汚れて粘りが出ると、流れが滞って冷えてしまいます。たかが冷え性と思って放置すると、毛細血管が詰まって壊死(えし)し、どんどん数が減っていきます。そうなれば、そこへは血液がまったく流れなくなるので、冷えはさらに深刻なものとなるのです。

 カイロをあてたり、お風呂に浸かったり、外側から温めたとしても根本的には改善しません。冷え対策には血流をよくすることが何より大事です。

「たかが冷え」とあなどらないよう注意!

手足など四肢末端の血管は、ほとんどが毛細血管。血液がドロドロの状態だとあっという間に血流が滞ります。その状態を放置し続けると、いずれは毛細血管が壊死状態になって数が減り、さらに冷えを加速させます。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』著:栗原毅/栗原丈徳