火事が発生した台東・知本渓岸湿地(読者提供)

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(台東中央社)東部・台東県の知本湿地で26日夕方、火災が発生した。火は27日午前1時ごろに消し止められた。この時期は繁殖期に当たることから、環境保護団体は生態系への影響に懸念を示している。

雑草が燃えて起きた火事で、空気が乾燥していた上、風も強かったため広範囲に燃え広がった。同県消防局は火災の原因を調べている。同局によれば、焼失面積は約6ヘクタールに及ぶとみられる。

環境保護に力を注ぐ荒野保護協会と台東県野鳥学会は26日午前に湿地で野鳥の生息状況に関する調査を実施したばかりだった。

荒野保護協会の蘇雅婷さんによれば、湿地にはコウライキジやコウライウグイス、タイワンガビチョウなど台湾で絶滅が危ぶまれる鳥類が生息しており、同団体らは2018年から調査を続けてきた。コウライキジは今年196羽確認され、調査開始以来最多を記録していた。

蘇さんは、鳥類にはひなを守ろうとする習性があることに言及。この習性が悲劇を招くとの懸念を示し、希少種が火災で死んでしまえば、局所的な絶滅という結果につながる恐れもあると語った。

(李先鳳/編集:楊千慧)