病院の屋上シーンは、実は市役所の屋上で撮影している/[c]2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会

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三浦しをんの同名ベストセラー小説を瑛太と松田龍平の共演で映画化した『まほろ駅前多田便利軒』(公開中)。東京郊外で便利屋を営む多田と、そこに転がり込んだ同級生・行天のバツイチ30男コンビが様々な依頼を解決していく姿を描いた痛快ドラマだが、同作の公開にあわせて、舞台となる架空の街“まほろ市”が盛り上がりを見せている。

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“まほろ市”とは「東京から突き出るように存在し、神奈川とよく間違われる」「なぜか天気予報が大抵外れる」と劇中で語られる場所。その特徴にピンときた方もいるかもしれないが、実は原作者の三浦しをんが住んでいた東京都町田市がモデルになっているのだ。町田市初となる全面協力体制のもと、同市の22ヶ所で実際に映画のロケも行われているので、原作の雰囲気とマッチした映像に仕上がっているのも興味深い。

現在、地元ではこれを機に街を盛り上げようとしており、小田急町田駅北口エリアの商店街には“まほろ横丁”が期間限定で登場、店舗情報などを掲載したまほろ横丁MAPが配布されている。こちらには掲載加盟店で使用可能なサービスチケット“まほろ券”もついているので、お得に買い物なども楽しめる。

また、町田市民文学館ことばらんどでは「THE MAKING OF まほろ駅前多田便利軒」展を7月3日(日)まで開催中だ。映画で使用された衣装や小説関連の資料、コミックの原画などを展示し、小説・コミック・映画で展開している「まほろ駅前多田便利軒」のそれぞれの魅力を紹介している。小説や映画の舞台を巡るロケ地ツアーも実施されるので、より深く物語の世界を味わいたい方は参加してみると良いかも。

そして、これから町田を訪れるなら、公式サイトで公開されているロケ地MAPもチェックしてみよう。撮影が行われた場所のほかにグルメスポットなども記されている。原作を読み、映画を見てから街を散歩すれば、楽しさもきっと倍増するだろう。GWは是非“まほろ市”に足を運んでもらいたい。【トライワークス】

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