自身には逆風だが…近藤健介が「ピッチクロック」導入決定で見せた選手会長の覚悟
NPBと12球団は3日、投球間の時間を制限する「ピッチクロック」の導入を決定。実行委員会で全会一致で了承された。導入時期や制限時間、違反時の罰則については、今後詰めていく。
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今年3月のWBCで侍ジャパンは、ピッチクロックや投手・捕手間のサイン伝達機器「ピッチコム」への対応に多くの時間を割いた。しかし、本番では新ルールに戸惑う場面もあり、準々決勝で敗退した。
導入を後押ししたのは、7月28日の臨時大会で来季からの導入をNPB側に要望することを全会一致で決めた日本プロ野球選手会だ。その先頭に立つのが選手会長の近藤健介(ソフトバンク)だが、仮にNPBでもWBCと同じ「残り8秒ルール」が採用されれば、影響を受けかねない打者のひとりが、日本屈指の安打製造機である近藤自身だ。
WBCの大会ルールでは、打者はピッチクロックが残り8秒を示すまでに打撃準備を整える必要があった。近藤は韓国戦で違反を取られ、1ストライクを宣告されている。
「WBCでは違反を取られないよう、近藤自身がルーティンの一部を削るなどして対応したという。もともと、構える前に足で土をならすなど、いくつかのルーティンを持っている。これをひとつ省くだけでも違和感が生じるでしょうし、時間に追われれば、なおさら自分の打撃に集中しづらくなる。普段の流れを変えたことが、打撃を崩す一因になった可能性はある。実際、近藤は1次ラウンド3試合で12打数無安打。大会通算でも13打数無安打に終わりました」(メディア関係者)
実際、近藤は大会中、ピッチクロックについてこう話していた。
「とりあえず、いつもよりは急いで打席に入ってます。タイムを気にしながらもやってます。ただ、タイムの開始もまちまちなんで。始まっているタイミングとか、やっぱりそこは気にしながら。違反は1個取られましたけど、やっぱり気にしていてもそうなってしまうんで。タイムを気にしながらにはなってくると思いますけど」
それでも近藤は「国際大会につながる。個人的にも、選手の負担を減らす部分でもいいことかなと思う」と、ピッチクロックの導入を後押しした。
自らも適応を迫られる制度の導入に尽力した近藤。選手会長としての「覚悟」ともいえそうだが、果たして対応しきれるのか……。
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そんな近藤は人望も極めて厚い。グラウンド外でも「豪快過ぎる野武士っぷり」で周囲の心を鷲掴みにしているようだ。●関連記事 【もっと読む】近藤健介 グラウンド外の“すごさ”に「昭和の野球選手もびっくり」 では、それらについて詳しく報じている。
