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 お笑いタレント明石家さんま(70)が、13日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演し、肺炎のため9日に86歳で死去した女優の中村玉緒さんをしのび、バラエティー番組で共演することになったきっかけを明かした。

 さんまは番組冒頭に「ちょっと暗い話になるかわかりませんけど…」と話し始め「俺とは、長くバラエティーをやらせていただいて」と語った。

 この日もラジオ収録の前にカンテレ「さんまのまんま」の打ち合わせをしていたとし、「実は玉緒さんをバラエティーに引っ張ろうと思ったのがまんまなんですね。それまでは、女優・中村玉緒さんですから、女優さんらしい受け答えをなさっていたんですね。それで、左の薬指にバンドエイドを貼ってらっしゃったんです。ちょうど指輪をつけるところに。俺は冗談で“凄いですね、勝新太郎さん。結婚指輪も大きなダイヤモンドで”って言うたら」大きな声で笑ったという。「そこで今、みんなが知っている中村玉緒さんが生まれたんです」と語った。

 さらに「始まって15分くらいかな。それまでは“はい、そうです”“違います”とかいう感じの受け答えが、そこから“ちゃいまんねん、これ〜”とか言うて、みんなが知っている玉緒さんの姿になったんですね。“よろしいわ、こんなもん、女優、きょうはやめます”とか言うて、どんどん面白い話をしだしはったんですよ」と振り返った。

 あまりにも面白かったため、その後もバラエティー番組の出演をオファーしたという。玉緒さんとさんまは、TBS「さんまのSUPERからくりTV」などで共演。さんまは玉緒さんの天然ボケで天真爛漫なキャラクターを見出し、「お母さん」と呼ぶなど、名コンビとしてお茶の間に愛された。

 玉緒さんは1939年7月12日生まれ、京都府出身。歌舞伎界の名門「成駒屋」の出身で、父は二代目中村鴈治郎、兄は四代目坂田藤十郎という芸能一家に育った。1953年に映画デビュー。その後大映に入社し、映画「銭形平次捕物控」シリーズや「赤堂鈴之助」シリーズなどに出演。「ぼんち」などでブルーリボン賞助演女優賞を受賞した。1962年に勝新太郎さんと結婚後は、ドラマやバラエティー番組でも親しまれた。