多かれ少なかれ、誰もが感じたことのある親戚付き合いの面倒くささ。しかし、中には想像を超える実害を被るケースもある。『ABEMA Prime』では、縁を切ったはずの親族による借金トラブルに巻き込まれた男性が出演し、その過酷な現実について語った。

【画像】借金トラブルに巻き込み、孤独死した叔父の家(実際の写真)

■絶縁状態だった叔父の死と突然の相続トラブル

 くぅちんさん(30代)の身に起きたのは、絶縁状態であった親族の死をきっかけとした、衝撃的なトラブルだった。「3年前に祖母が亡くなった。そのあと祖母の財産を巡って、関わりのなかった叔父から、僕の母に弁護士を通して数千万単位の遺留分の請求があった。こちらも驚いたので、弁護士を雇って、まずは裁判じゃなくて話し合いをしようということで調停をやった。しかし最初の調停の時に、叔父が来なかった」。

 そして、「10日後に叔父が孤独死しているのが見つかった。ここからがやばい話なのだが、実は叔父には1.6億円の借金があった。奥さんとはもう離婚していて、この借金を子どもたちは相続放棄していた。その後、僕や母の親戚のもとに突然来た。どうしたらいいかわからず、とても絶望した」と明かす。

 この叔父とは、「物理的には家の横、隣に住んでいたものの、全く関わりがない絶縁状態だった。数カ月に1回姿を見る程度であり、近況を聞くにしても、全て亡くなった祖母を通してやり取りをするほど関係は冷え切っていた」という。

■1.6億円にのぼる負債の真相

 叔父が抱えていた1.6億円の借金の背景について、「叔父の元妻が、叔父の会社の車を借りている際に交通死亡事故を引き起こし、それが原因で発生した借金だった」と話す。

 「連帯債務という形で元妻に4000万円、叔父に4000万円の請求がいき、その後、元妻は自己破産をしたため、叔父にその借金のすべてが回ってきた。その負債が年5分の割合で増え続け、最終的に1億円以上にまで膨れ上がった」。

 叔父がくぅちんさんの母親に対して数千万円単位の遺留分を請求してきたのは、この借金を返済しようと考えた末の行動であったが、「1億円以上の借金なんで、遺留分だけじゃ無理だ」と述べた。

■相続放棄をしても終わらない「家の後始末」

 くぅちんさんは相続放棄をしたものの、さらなる過酷な現実が待ち受けていた。「叔父が遺した家は、長年の放置によってジャングルのようになっており、スズメバチが巣を作ったり、枝や葉っぱが他の家にまで侵入したりしていたため、近隣住民から多大な迷惑だと激しいクレームが寄せられた」。

 近所からは「お前らがどうにかしろ」と、親族であるくぅちんさん側に矛先が向けられたため、やらざるを得ない状態へと追い込まれた。

 くぅちんさんは、「もう叔父の家を壊さないといけないので、相続財産清算人を雇った。伐採したり、家を解体しないといけないので、その費用の見積もりを立てているのだが、230万から320万かかる」と二次被害に直面している。

 一方で、最初に相続放棄をして借金を押し付ける形となった叔父の子どもたちは、「何もやってない。ただ放棄して僕らに借金を押し付けただけだ。放棄すると言ってくれればよかったが、それもなかった」といい、親族について、「いい人もいるんだけど、今回の件はきつかった。(親族は)いらないと思う」と述べた 

(『ABEMA Prime』より)