片付けのプロが、ものを手放すときに悩んだり後悔しないためにしていることを紹介します。片付けの力についての著書もある整理収納アドバイザー・Fujinaoさんのケースです。ここでは、Fujinaoさん流「本当に必要なものだけを残す判断基準」や、捨てる前にしていることについて語ります。

1:服はとりあえず着てみる

服の場合は、まずは実際に着てみるのがおすすめです。クローゼットにかかっているだけのときには忘れていた「少しきつい」「重たくて着ると疲れる」「脱ぎ着がしにくい」などの着なくなった理由を思い出すことができます。

【写真】いつか使うかも…で放置しがちなもの

また、使い勝手に問題がなくても鏡の前に立ったときに「なんとなくしっくりこない」「少し違和感がある」と感じるなら、それは今の自分に合っていないサインかもしれません。逆に袖をとおした瞬間に気分が上がる服は、残す価値があります。

2:実際に身につけて外出する

服や靴、バッグなどは家の中で試すだけでなく、思いきって身につけたまま外に出てみるのもひとつの方法です。近所のコンビニに行くだけでも効果があります。

なんとなく落ち着かなかったり、他人の目が気になったり、足が痛くなる、バッグが重くて疲れるなど使い心地が悪いなら、それはストレスのもと。外出テストをしてみると自分の本音がよくわかります。

3:よく使う場所に移動させてみる

使うかどうか迷ったキッチン用品や日用品は、あえて「よく使う場所」に置いてみましょう。本当に必要なものなら自然と手に取ります。

逆に目につく場所にあっても動かなければ、使用頻度は低いということ。収納の奥にあるから使っていないのか、それとも本当に不要なのかを見極めることができます。

4:「いつか使う」をやめて「今日使う」

「いつか使う」はなかなか来ません。迷っているものほど、「今日使う」と決めて実行してみましょう。

調理家電や食器ならその日の食事で使う、文房具ならあえてそれを使って書く。クリームは今日から塗ってみる。使ったときの感覚が悪ければそれはもう手放した方がいいサインです。

5:「もう一度買い直すか?」と自分に問いかける

最後は少し視点を変えてみましょう。「もし今それをもっていなかったら、お金を出してもう一度買いますか?」と自分に問いかけてみるのです。答えが迷いなく「はい」なら残す価値があります。迷うなら、役目は終わっている可能性が高いでしょう。

リバウンドしない片付けで大切なのは自分の判断軸を育てること。そのためにはいろいろな視点からものに対して向き合ってみることも必要だと思います。

捨てることを急がなくても大丈夫。行動して確かめた先にある決断は、きっと後悔の少ないものになります。悩んだときにはこうしていろいろと「お試し」をして、結論を出してみてくださいね。