脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のYouTubeチャンネル「茂木健一郎の脳の教養チャンネル」で公開した動画「『恐怖の心霊写真集』が好きだった。」に出演。科学者らしからぬ意外な過去として、子供の頃は心霊写真集に夢中だったと告白。その純粋な好奇心が、やがて科学的な探求へと向かっていった変遷を語った。

動画冒頭、茂木氏は「科学者だから迷信とか信じないと思われてるかも」と前置きしつつ、小学生の頃に「恐怖の心霊写真集」を夢中になって読んでいたと明かした。集合写真の後ろに写り込む子供の顔や、いるはずのない場所に立つ人影など、具体的な写真の内容を今でも覚えているという。さらに、アメリカの牧場で「柵から飛び降りた瞬間に消えた男の子」といった不思議な話にも強く惹かれたと語った。

なぜそのような話に夢中になったのか。茂木氏はその理由を「好奇心だった」と分析。「世の中って目に見えるものだけじゃないのかもな」「世の中ってどういう風にできてるのかって分かんねえな」という、6、7歳の頃の純粋な探求心から来ていたと振り返る。

しかし、成長して物理学や数学の世界に触れる中で、その興味の対象は変化していったという。茂木氏は、心霊現象とは「違う不思議さ」が科学の世界にあることに気づいたと述べる。目の前のコップ一つがなぜ安定して存在しているのか、その背景には量子力学の世界が広がっている。この知的な発見を、茂木氏は「心霊写真の向こうにあるものが相対性理論だった」と象徴的に表現した。

動画の終わりには、子供時代に様々な情報に触れることの重要性を説いた茂木氏。かつて心霊写真集に胸を躍らせた純粋な好奇心が、いかにして科学的な探求心へと昇華されていったのか、その思考の軌跡が垣間見える内容となっている。

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