山本亮太と江田剛

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 7月から活動をスタートさせた山本亮太と江田剛によるユニット『えだりょ』をご存じだろうか。実はこの2人、かつてはジャニーズJr.内の『宇宙Six』というグループで活躍していた元ジャニタレ。今回、20年間所属したジャニーズ事務所を離れてリスタートを切った2人を最速でインタビュー! ♯1では、事務所退所のウラ側と、先輩ジャニーズたちとの秘話を披露してくれた。

【写真】きらびやかな衣装でじゃれあうえだりょの2人

江田「結果的に、自分のことを見つめ直すいい機会になりました。ジャニーズ事務所で20年近く歌って踊って、デビューを目指していたところでアノ件があって……。    

 そのタイミングで自分が本当に何をやりたいのかって考えた時に、ステージに立ってコンサートをしたいって考えたんです。その時に誰かと一緒にコンサートをやるとなったら、この人しかいないと思いました」

 ジャニーズJr.として20年間活動し、『宇宙Six』のメンバーとしても活躍してきた江田剛はそう語る。

「剛と組みたいと心に決めていた」

 今年6月にジャニーズ事務所を退所した後、江田が合流したのは『宇宙Six』でも長年苦楽を共にしてきた山本亮太だった。

 山本は昨年10月、違法賭博を営んでいた闇スロット店に出入りしていたことを『文春オンライン』に報じられたことで、ジャニーズ事務所を退所することに。

山本「(文春から)直撃された時は、さすがに焦りましたが、自業自得だったと思います。6人いた宇宙Sixのメンバーが少しずつ脱退していたこともあって、当時は精神的にかなり落ちていました。その中で僕は間違った選択をしてしまったんです」

 ただ、退所した際に芸能界を引退するという考えはほとんど浮かばなかったそう。

「記事が出たときは、グループのメンバーや先輩や後輩から心配の連絡をたくさん頂きました。

 ただ、それ以上に連絡をくださった方々からは慰めというより“これからも芸能活動続けるでしょ!”とか“へこたれてどうするの。亮太だったらできるから、やれることをやりなよ”っていう人も多くて。

 そう言ってくれる方々のおかけでポジティブなマインドになれたことで、記事が出てからあまり時間が経っていなかったですけど、すぐに“次頑張っていこう!”という気持ちになりました」

 今年7月に結成された『えだりょ』のきっかけは、山本から江田への電話だった。

山本「退所してから数日後くらいですかね、僕から剛に“元気してる?”ってたわいもない電話をかけました。その時には剛と組みたいと心に決めていました。

 ライブ前に退所してしまい、ファンの皆さんの期待を裏切ってしまった。だから、剛と合流してライブをお見せしたかったんです。

 剛が手がける演出と、僕が手がける振り付けという、ほかのグループにはない武器を最大限に生かしたコンサートで、ファンの方々に楽しんでいただけたら嬉しいと思って」 

 20年近く過ごしたジャニーズ時代では、多くの先輩たちとも深い交流があった2人。『宇宙Six』は『嵐』のコンサートでバックダンサーとして起用されることが多かった。

滝沢秀明からのひと言

 特に江田は『嵐』や『KAT-TUN』の亀梨和也と仕事での関係が深かったと話す。

江田「退所するときも松本潤クン、二宮和也クン、櫻井翔クン、亀梨和也クンなどに報告しました。僕は『嵐』のコンサートで演出の勉強をさせてもらっていたので、松本クンにはいろいろとお世話になりましたね。嵐の世界観を作ることに絶対妥協しない方だったのが印象的でした。

 それから亀梨クンのソロコンサートでは、総合演出を担当させてもらいました。もちろん亀梨クンと一緒にという形ですが、とても光栄なことでしたね」

山本「そのコンサート、実は『宇宙Six』がバックダンサーだったんです。その中で剛が総合演出に抜擢されて。

 多分ですけど、後輩が先輩のコンサートの総合演出を担当するのって、ジャニーズ史上初だと思いますよ。“剛、どんな立場なんだよ!”って(笑)。あの時は後輩からも“コレオグラファー(振付師)の江田剛だ!”ってイジられてましたね!」

江田「松本潤クンみたいな演出家になりたいですね。亀梨クンもそうですが、おふたりから学んだことを『えだりょ』のコンサートでも生かしていきたいです」

 一方の山本は、現在のジャニーズにおける中心人物から学びを得たそうだ。

山本「僕の場合は、滝沢秀明クンや堂本光一クンとプライベートでも仲良くさせてもらいました。光一クンとはご飯に行かせてもらったり、光一クンの舞台に出させてもらったのもご本人からの話だったので、とても感謝しています。

 僕自身、光一クンの舞台に夢をもらっていました。『エンドレスショック』を20年も同じ演出でやり続けているって本当にすごい! 毎回必ず階段から転げ落ちる演出があるんですけど、スタッフの方から“少し公演数を減らした方が……”という声が出ても、決して減らさないのが光一クン。妥協しない姿と“これがお客さんに夢を与えるってことなんだ!”と強く感じました」

 滝沢からの一言にも強く影響を受けた。

山本「同じ舞台に立たせてもらった際に、僕の膝の持病で歩けないほどの痛みが襲ってきた時があったんです。その時に滝沢クンに謝ったら“もしお前が主演だったらどうするんだ?”って言われて。もし自分が主演だったら公演ができなくなる、という責任感を常に持つことを学ばせてもらいました」

江田「見てきた背中がすごく大きかったんだよね」

元ジャニの山本亮太&江田剛が『えだりょ』結成で初肉声「メリーさんの素顔」♯2へ続く。