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大相撲、お前が日本の最後の砦だ!

世界中でコロコロロンが鳴り響くなか、もはや日本スポーツ界は風前の灯火です。プロ野球は「無観客での開幕」「阪神を追放」「三角ベースでの実施」といった現実的対応策を一切検討することなく、最速でも6月以降の開催へと後退しました。Jリーグもクラブ内クラスターの発生、専門家会議のトーン変化などを受けて再開予定を一旦白紙とすることに。第1節を終えた時点で首位に立つサンフレッチェ広島の優勝の可能性がじょじょに高まってまいりました。

メジャースポーツの両雄がクラスター発生で腰砕けとなるなか、東京五輪すら飛んだ今、「6月」というのも現実的な目標とは言えないでしょう。6月の高温多湿がコロ助の勢いを止めてくれたなら、そこからようやく再開への議論が始まるかな…といったところ。準備期間も考えると五輪が閉幕以降の8月中旬を目指すほうが精神的にも穏やかです。準備、取り止め、また準備、また取り止めでは、選手も運営も苦しすぎる。夏休みの最後、ここで何かできないと私ら死んでしまいますという懇願と、楽しいことのない暮らしと、感染拡大の落ち着き、すべてが揃ったならようやく「夏の終わりが今年の始まりとなる」……そのぐらいの目算で動くべきかなと思います。

↓6月を目指しておるようですが、6月開催なら5月にはGOを出さないといけないので、無理だと思います!

交流戦中止、CSや日本シリーズも中止の可能性!

無観客でも仕方ないから「130試合前後はやりたい」が現在の防衛線です!



ただ、誰かがスポーツのエンタメの火を守りつづけなければならい。そんな熱い期待に、頼まれたわけではないけれど勝手に自覚して立ちつづけるのが大相撲です。プロ野球、Jリーグ、ラグビー、バスケ、競馬……次々に陽性患者が出て活動が制限されるなかで、何故かいまだに大相撲だけ感染者がゼロ。「絶対おかしい」「すごい免疫力かすごい隠蔽力かの二択」「熱が出た時点でビール瓶で殴って破門にしてるのかな?」と不思議になるほどの耐久力は、大相撲の神の御業と言っても過言ではありません。

3月下旬まで大阪場所をやっていたはずなのに。阪神クラスターズとかCOVISSEL神戸と同じ時期に、同じような場所にいて、同じようにタニマチとかと食事していたはずなのに。大相撲だけコロ難を逃れるなんてことがあるのだろうか。僕が内部の人間なら「清めの塩」と書いた小袋に、使い古しの塩を0.5グラムずつくらい入れて、末端価格1000円とかで売りたいくらい。ずっとあの塩は「ペロッと舐めて接触感染」と思っていましたが、手を突っ込んだ時点で塩で手が殺菌されているという逆の効能だった説も、今なら真実味を感じさせます。

そんな大相撲は五月場所・七月場所の開催時期を2週間ずらすことを発表しました。一般論で言えば「さすがに大相撲もコロナ禍を懸念して後退したか」と考えるところですが、僕は逆やと睨んでおります。最初から無観客を覚悟するなら、三月場所と同様にやってしまえばいいだけのこと。この延期は「五月場所で客を入れる」ことを念頭に置いたものにほかなりません。プロ野球・Jリーグの「5月の客入れは無理や」という発表と被ったからそう見えるだけで、客を入れる可能性を残すために延期を決めた真逆の意志表示であろうと。まさに瀬戸際の瀬戸際の土俵際で粘っていこうという力士魂です。

↓「通常開催を目指しながら」と言っておりますので、当然通常開催を目指しております!

「相撲も延期かー」ではなく「相撲は五月場所という名前にこだわったかー」と受け止めるべき発表!

客を入れて五月にやるという苦難の道への挑戦!

さすが自称国技・大相撲です!



そんなコロナを寄り切ろうという大相撲の心構えが打ち上げた、ジンワリとした観測気球。本場所の2週間延期を発表した直後に公開された新たな公式YouTube動画は、コロナなどまったく恐れない大相撲の姿勢が示されるものでした。「驚愕のスピード!?関取の手形押し」と題したその動画は、要するに力士が手形をポンポン押していく速さを紹介するもの。しかし、その裏テーマは「コロナを吹き飛ばせ」です。

まず「手形」という物品。これは一般論で言ってファンやタニマチにあげるためのファンサです。しかし、世間ではこうしたファンサをも自重している段階。ましてやサインなどではなく、一番の感染源と見られる手そのものを色紙に押し付けるというのは、コロナチャレンジ感あふれるもの。一説にはウイルスはボール紙の表面で最大24時間存在すると言います。手形を配れば十分に感染源となりうるでしょう。「いや、我々がパンと圧着した段階で、物理的にウイルスを押しつぶして死滅させております」という相撲理論ははたして科学を超えるのか。かなり攻めた動画テーマと言えるでしょう。

↓誰かが触れたものは全部疑ってかかるべきという科学の主張とも大相撲は戦う覚悟です!

さらに、ちょいちょい気になる周辺環境。手形を押す力士のすぐそばには明らかに片づけ用のトイレットペーパーが。元AKB48の秋元才加さんがマスクを振り回して「おうちでダンス」を披露したら「貴重なマスクを遊びに使うな」と炎上ちゃう世の中で、貴重なトレペを遊びに使っていくという攻めた姿勢。しかも、汗だくで濃厚稽古をし、あらぶった呼吸で満たされた稽古場に平然と食べかけのメシを置いていさえするではありませんか。

確かに稽古場はドアが開け放たれ、「3密」の空間とは言えない状態ですが、そのぶん土足で出入りするなど衛生的には「プラマイゼロ」といった状況。地面に落下したウイルスを拾ってきた「土足」を食べかけのメシと1メートルもない距離でドタバタさせ、よくよく見れば画面奥には「ラッパ飲みだな?」と睨まれる水のペットボトルなども。竹ぼうきで地面をひっかきまわす若い衆。汗をしたたらせながら近づいてくる力士たち。そもそも「手形くらいひとりで押せば?」という話もあるなかで、スピードを競うという不要不急の遊びで顔と顔とを急接近させる力士間接触。むしろこのぐらいの暮らしのほうが免疫力がつくとでも言わんばかりであります!

↓ゼロリスク理論で言ったら、この暮らしは今すぐ止めさせてアパに監禁するしかない!

何にも気をつけてる様子がないのに何故か感染者が出ない!

全員が基礎疾患と呼吸困難みたいなものなのに、何故大相撲だけ平然としているのだ!



誰かがどこかで客を入れて動き出すことになります。未来永劫無観客というわけにはいかないでしょう。そのとき、誰が一番耐久力があるかという点で、大相撲は最後の砦となっています。本来ならプロ野球がそれを実践する立場だったと思いますが、身内でクラスターが発生した手前、もはやそうもいきません。感染者ゼロ、そしてこの渦中で公式戦を開催した大相撲だけが、いまだその砦を堅持しているのです。

はたしてどこまで守り通せるのか。一旦破られたら、あっという間に全部屋いっちゃいそうな気もしますが、何とかして守り抜いてほしいもの。四股で地面のウイルスを物理的に圧殺し手形で手指のウイルスを物理的に圧殺する相撲理論、半裸だとウイルスが身体にまとわりつかないという相撲理論、鍋しか食わないから食べる前に全部煮沸消毒されてるよという相撲理論、相撲理論に一縷の望みを託したいと思います!

「ひとマス1名」などの無意味な対策(これでも近い)も講じていきます!