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―[結婚につながる恋のはじめ方]―

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント、山本早織です。
◆うまくいかない男女の組み合わせ

 婚活の現場にいると、「隙のない女性」と「むじゃきすぎる男性」がうまくいかない理由としてよくあがります。

 選び選ばれる婚活現場では、「最終的に選んでもらうためにどうしたらいいか?」をよく考えます。今日はそんなお二人のリアルな事例から、どうしたらいいかを考えてみたいと思います。

◆「デキる男」なのに婚活がうまくいかない理由は…

 ご相談に来られたすぐるさん(41歳・仮名・年収2000万円)は、婚活歴1年半。会社では管理職として結果を出し続け、周囲からの信頼も厚い、いわゆる「デキる男」です。

 ところが婚活はなかなか進みません。理由を探るうちに見えてきたのが、彼の「無邪気さ」でした。というよりも、彼の行動に女性が「ん?」と疑問を抱いてしまうような行動が多かったのです。

◆女性から見ると「雑」「恥ずかしい」

 初対面のお店選びでTPOをまるで気にしなかったり、箸の持ち方が変だったり、大きな声で話すべき場所ではないのにかなり大きな声で話していたり……お相手の女性からは「雑」「恥ずかしい」といったお断りの理由が続きました。

 でも私から見ると、すぐるさんのこの無邪気さは、決して欠点ではありません。

◆このギャップを愛せる人と一緒になれば…

 ビジネスの場ではきっちりスイッチが入る一方、プライベートでは少年のような可愛らしさがある。このギャップを愛せる人と一緒になれば、きっと幸せな家庭を築けるはずだと感じています。

 しかし婚活では、なかなかここをプラスでは見てもらえないのが現実。違和感のある行動は「価値観がわからない」などを理由にお断りされてしまいます。

◆一方でお相手の女性は?

 一方でお相手の女性は33歳、美人で聡明、婚活歴は2年になります。

 彼女は箸の持ち方や声のトーンといった細部まで気になってしまうタイプで、実は自分自身にもかなり厳しい方です。

 姿勢を正し、言葉遣いに気を配り、常に「完璧な自分」であろうとしている。

◆この二人は対照的な鏡をお互いに見せ合っている状態

 心理学では、自己に対して厳しい評価基準を持つ人ほど、他者にも同じ基準を無意識に当てはめてしまう傾向があるといわれます。

 いわゆる「投影」に近い心の働きです。彼女が重箱の隅をつつくように見えるのも、実は彼女自身が長年、自分にそうしてきた結果とも言えるでしょう。

 つまりこの二人は、「隙のなさ」と「無邪気さ」という対照的な鏡を、お互いに見せ合っている状態なのです。人は自分にないものに惹かれる一方で、自分が努力して手放したものを、相手にも求めてしまう。

 これは恋愛心理学でよく語られる「類似性と補完性の葛藤」のひとつの現れだと私は考えています。

婚活が長引いているときに目を向けるべきは

 すぐるさんには、マナーなど直せる部分は少しずつ整えていただきつつ、「完璧」を目指すのではなく、「愛嬌」を武器にすることをお勧めしています。

 そして本当に相性の良い相手とは、あら探しをする人ではなく、そのギャップごと面白がってくれる人。婚活が長引いているときほど、「直すべき自分」より「活かすべき自分」に目を向けてみてください。きっと見え方が変わってくるはずです。

文/山本早織

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Xアカウント:@yamamotosaori_)