夏のボーナス「45万円」で喜んでいたら、友人に「大手は平均99万円らしいよ」と言われました。そんなに差があるものですか?

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ボーナスの金額は企業によって異なるため、ほかの企業ではどのくらい支給されているのか気になる人もいるでしょう。   特に、中小企業と大手企業のボーナスには大きな開きが見られることもあり、その差に驚くこともあるかもしれません。   本記事では、大手企業の夏のボーナス平均額のほか、民間企業の平均との違いやボーナス水準を判断する方法について解説します。

大手企業の夏のボーナス平均はいくら?

一般社団法人日本経済団体連合会が発表した「2025年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)」によると、従業員500人以上、主要22業種大手244社の2025年夏のボーナス平均妥結額は99万848円です。
増加率が特に高い業種は「化学」の28.99%で、平均妥結額は105万414円です。11.01%増加した「造船」は118万4644円、10.80%増加した「非鉄・金属」は90万9071円となっています。そのほか、平均妥結額が100万円を超えている業種は「電機」「自動車」「建設」「商業」です。

民間企業全体の平均とはなぜ違う?

厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、民間企業の2025年夏季賞与の一人当たり平均額は42万6337円でした。今回の「45万円」は平均の42万6337円と近い水準といえるでしょう。
民間企業全体と大手企業では調査対象が異なるため、金額に大きな差が出ることがあります。
大手企業は中小企業と比べると収益力が高い傾向にあり、社員に支払える給与や賞与の額も高くなるケースが多いようです。収益力には、会社の規模の大きさや歴史ある経営の仕組み、ブランド力などが影響すると考えられます。
これらの力を持つ大手企業だけを対象とした調査で平均額を算出しているため、自分の勤務先が中小企業や非上場企業などである場合、一概に比較することは適切ではありません。大手企業のボーナスより少ないからといって、落ち込む必要はないでしょう。

自分のボーナス水準を判断するなら何を見るべき?

毎月勤労統計調査では国内におけるボーナスの平均額を確認できますが、この金額はボーナスを支給した企業のみを対象としています。また、大手企業のデータも含まれているため、平均額が引き上げられていることが考えられます。
そのため、中小企業や非上場企業に勤めている場合、自分のボーナスの額が平均を下回っていても「少ない」と感じる必要はないでしょう。
ボーナスは企業によって算定方法が異なり、基本給をベースにして金額を決定する場合もあります。基本給の何ヶ月分が支給されているかにもよるため、平均と比較する前に確認しておくとよいでしょう。

民間企業全体と大手企業では調査対象が異なるため、ボーナスの平均額に大きな差が出ることもある

一般社団法人日本経済団体連合会が発表した資料によると、従業員500人以上、主要22業種大手244社の2025年夏のボーナス平均妥結額は99万848円でした。
一方、民間企業全体のボーナス平均は厚生労働省の毎月勤労統計調査で確認でき、2025年夏の一人当たり平均額は42万6337円です。
このように、民間企業全体と大手企業では調査対象が異なるため、ボーナスの平均額に大きな差が出ることもあります。
自分のボーナス水準を判断するには事業所規模や業種別の平均額を参考にするほか、ボーナスの算定方法も確認しておきましょう。
 

出典

一般社団法人日本経済団体連合会 2025年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(加重平均)
厚生労働省 毎月勤労統計調査 2025(令和7)年9月分結果速報等 ≪特別集計≫2025(令和7)年夏季賞与(一人平均)(14ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー