テレビ金沢NEWS

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石川の最低賃金“時給1054円”の引き上げに向けた議論が本格的に始まっています。石川県について国は56円の引き上げを目安として示しています。現場の声を取材しました。

■パート従業員:
「今ほんとに物価高で日々の生活が大変なので、ちょっとでも生活が潤えばと思いますけど」

■アルバイト学生:
「平日が1060円で休日が1100円です。(時給が)上がる分にはいいんですが、その分、仕事をこなしていくのが大事」

最低賃金は、例年10月に改定され、各都道府県の審査会が国が示す目安を踏まえて最終決定します。

石川労働局の審査会でも、今年度の改定に向けた議論が本格化していて、3日は、労使双方の代表が引き上げ幅などについて意見を出し合いました。

労働者側が64円の引き上げを求める中、使用者側は40円を提示し、結審には至らなかったということです。

石川県内の最低賃金は昨年度、国の目安額を上回る引上げで初めて時給1000円を超え、今年度は仮に国の目安通りとなれば1110円になります。

最低賃金の引き上げは、物価高対策や人材流出の防止につながる一方、人件費の増加に伴い、企業側は、価格転嫁などの経営判断を迫られる可能性もあります。

■北都・川崎 晃弘 社長:
「お客さま離れを防ぐことを意識しながらも、段階的には値上げせざるを得ないと思う」

金沢市で日本茶の製造・販売を手掛けているこちらの会社も、商品の袋詰めなどを7人のパート従業員が行っています。

会社では、折からの原材料費の高騰もあり、より一層の経営努力が必要になると見込んでいます。

■茶のみ仲間・西上 寛 社長:
「お茶の原料価格っていうのが昨年に比べても2倍・3倍になっている状況の中で、さらに人件費をまあ当然上げないといけなくなってくると、一つは扱う原材料の見直し、1個当たりの原価の見直しをして、製品サ ービスを落とさない状況なのか…で、少し手段をかえさせていただく」

石川県の最低賃金は、今月中をめどに引き上げ額が決まり、早ければ10月上旬から適用される見通しです。