「誰にも選ばれない」と落ち込む女性。猫が放った“生き方を変えるひと言”とは?【書評】

【漫画】本編を読む
婚活アプリでの出会いが当たり前な近ごろは、選ばれない自分に嫌気がさすこともある。だが、そうした苦しさは生き方を見つめ直すことで解消できるかもしれない。
そんな教えを授けてくれるのは、猫が真夜中に開く不思議な喫茶店を舞台にした『深夜3時のくろねこ喫茶』(ねこまき(ミューズワーク)/スターツ出版)だ。
ある日、お店に迷い込んできたのは、失恋をして傷ついた20代の女性・結菜。しかし、彼女の悩みの根本はもっと深いところにあった。実は、「私は誰にも選ばれない」という孤独感と悲しみを抱えながら生きてきたのだ。
なお、マスターのくろは結菜が好きなプリンを製作。生クリームでかたどられたさまざまな動物がちょこんと乗っているプリンを差し出し、「どれにする?」と結菜に質問。選ぶ楽しみを思い出させた。
自分の意志で何かを選択することは責任が伴うため、怖くなることもある。だが、自分で選んだ道ならば、たとえ上手くいかないことがあったとしても納得ができるはず。結菜のように、まずは小さなことから取捨選択し、自分が主役の人生を作っていきたいものだ。
文=古川諭香
