EURO2024制覇に続いて、スペインをW杯優勝に導いたデ・ラ・フエンテ監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 現地7月19日にニューヨークで行われた北中米ワールドカップの決勝で、スペイン代表が前回王者のアルゼンチンと対戦。スコアレスで突入した延長の106分にフェラン・トーレスが決勝ゴールを奪って1−0で勝利し、16年ぶりニ度目の優勝を飾った。

 攻撃的なパスサッカーを標榜しながら、8試合で1失点という攻守のバランスの良いチームを作り挙げたのが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督だ。

 その温和な名将は、かつて東京五輪のスペイン代表を指揮。準決勝で、久保建英、堂安律上田綺世三笘薫前田大然遠藤航田中碧冨安健洋板倉滉、吉田麻也、酒井宏樹らを擁した日本を1−0で破り、決勝に進出したものの、ブラジルに敗れて銀メダルに終わった。

 思い出されるのが、日本に勝利した後の会見だ。終了後にスペイン人カメラマンが駆け寄り、指揮官にポーズを要求すると、笑顔で対応し、ガッツポーズを決めたのだ。そして、もう日が替わりそうな時間だったにもかかわらず、なんとそこから撮影会が始まったのだった。
 
 準々決勝での劇的勝利に喜び過ぎて右手を骨折していたデ・ラ・フエンテ監督は、最後にスペイン人記者たちと左手でグータッチをしながら、会見場を後にした。

 その光景を見ながら、「日本では考えられないな」と感じたのを今でも覚えている。

 当時の五輪代表には、ウナイ・シモン、マルク・ククレジャ、エリク・ガルシア、ペドリ、ミケル・メリーノ、マルティン・スビメンディ、ダニ・オルモ、ミケル・オジャルサバルら、今回のW杯優勝メンバーが名を連ねていた。

 そんな愛弟子たちといい関係が築けているのも、この名伯楽の人柄ゆえだろう、

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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