【歌舞伎町の“魔の通り”】「連日のように事件が起きる」とウワサのラブホテル街の一角を現地取材

写真拡大 (全3枚)

歌舞伎町民の間で話題

眠らない街、新宿・歌舞伎町に、住民の間で“魔の通り”と呼ばれている一角があるという。そこでは今年に入り、何件もの事件が発生。警察や救急車が駆けつける場面が何度も目撃されている。近年では「トー横キッズの寮」とまで呼ばれているという、いわくつきのエリアを現場を取材した。

事件が多発しているのは「X」「Y」「Z」(仮名。Zは4月から改修工事のため休業中)と呼ばれるラブホテルがある通りだ。3軒の名前をつなげて「XYZ」と呼ばれることもあるそうだ。歌舞伎町の一角で営業しているこの3軒のホテル群は料金が安く、立ちんぼたちがひしめく売春エリアに近いことで、援交やパパ活の男女が多く訪れている。そのすぐ近くで暴行や放火、殺人未遂といった事件が多発しているというのだ。

昨年あたりからは、ネットカフェ等から締め出されたトー横キッズらが寝泊りするために出入りするようになったそうで、それが「トー横の寮」と呼ばれる所以なのだという。時を同じくして事件が多発するようになったといい、トー横キッズたちがシネシティ広場から追い出された今年4月以降、状況はさらに悪くなっているそうだ。

金属バットを振り回す男が現れたり、仲間うちのリンチや薬物の乱用で警察や救急車が駆けつけるといった事件が日常的に起きている。筆者が話を聞いた近隣住民たちはそう証言するのだが、メディアで報じられることはほとんどない。

歌舞伎町周辺に10年近く住んでいるという男性は「ああ、売春ホテルがある通りね」とうなずきながら「最近は若い人たちがよくいる」と続けた。

「大久保公園の立ちんぼが歌舞伎町のラブホテル街に移動してきて、このあたりで客を引いてそのまま近場のホテルに行くのが定番パターンになっています。XもYもZも休憩が3000円後半、宿泊で6000円ほどと歌舞伎町では最安値。売春以外にも、家もカネもない若者らが宿として使っていると聞きます。トー横キッズらがよく泊まっているらしいね」

TikTokにアップされた“血まみれ画像”

3軒のラブホテルについてはさまざまな噂話が広がっていた。前出の歌舞伎町住民は「私服警官が巡回しているみたい。違法薬物を乱用している人がいるとかで、職質や薬物検査が行われているようです」と筆者に耳打ちした。

「今年に入って、立ちんぼと客、トー横キッズ以外にチンピラっぽい怪しい人たちも“魔の通り”に集まり始めたので、私は近寄らないようにしています。噂ですが、違法な薬物の売買に関わっているんだとか」(同前)

Yでは若者カップルによる心中事件も起きていたという。亡くなった男性の知人女性に聞くことができた。

「4年くらい前に知り合った友人なんですが、女性と2人でYに入ってTikTokの撮影をしていました。男性が女性に覆いかぶさった状態で血まみれでベッドに倒れている映像が流れていました。警察や救急の人が来て、何度もAEDでの蘇生を試みたそうですが、2人とも亡くなりました」

なぜ、“魔の通り”で事件が多発しているのか。「出入りの簡単さがある」と前出の知人女性が話す。

歌舞伎町の中心部では警察やボランティアがたむろする未成年者へ注意喚起するために巡回しています。ラブホテルなど宿泊ができる施設はトー横キッズが溜まりやすいので特に警戒していますし、ホテル側も未成年らしき若者は入れていない。ところが、XとYとZは年齢確認がいい加減で、トー横キッズたちも入れたそうで、たちまち『あそこは未成年でもいける』と情報共有されたのです」(前出の女性)

歌舞伎町では近年、自殺の多さがニュースとなっている。飛び降りが多発しているビルの近くに“魔の通り”は存在し、今年4月にはXから2人の若者が飛び降りる事件が起きているという――。

※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。

情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips

公式X:https://x.com/FRIDAY_twit

取材・文・写真:白紙緑