大谷翔平に「泥を塗った」 ド軍25歳捕手に止まぬ批判 米識者は偉才の“異例行動”に怒りの同情「ショウヘイは激怒していた。私は『何様なんだ』と思った」

ラッシングに対する愛のムチなのか。大谷は普段は表に出さない感情を露骨に見せた(C)Getty Images
ドジャースの若手捕手が試練の時を迎えている。
クローズアップされたのは、ドジャースのダルトン・ラッシングだ。去る現地時間6月24日に行われたツインズ戦で、「1番・投手兼指名打者」で先発した大谷翔平とバッテリーを組んだ25歳だったが、マスクを被った際の“パフォーマンス”が批判を浴びた。
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投打二刀流で注目を集めたマウンドで大谷は、6回(89球)を投げ、被安打5、3失点、8奪三振と好投。打っても5打数2安打、1打点と活躍して8勝目を挙げたわけだが、ラッシングとのコミュニケーションで苛立つ場面もあった。
1点を先制した直後の2回裏に1死満塁のピンチを招いた大谷は、ツインズの9番ライアン・クライドラーの打席で、101.7マイル(約163.7キロ)の4シームを投球。コース的には何でもないインコースへのボールだったが、ラッシングが捕逸。三塁走者の生還を許したのだ。
同点に追いつかれた直後にマウンドに集まった際には、大谷がラッシングに顔を近づけ、厳しい表情で凝視しながら言葉をかける姿も見られた。
さらに問題は重なる。2回2死二、三塁となり、なおもクライドラーに対して大谷はカウント1−1から低めのスイーパーをボールと判定され、ABSチャレンジ(ロボット審判)を要求。この時にもラッシングは「コースが低い」と大谷の判断に異を訴えるジェスチャーを見せたが、結局、ボールはストライクゾーンに入っており、判定もストライクに覆った。
今季は3度しかバッテリーを組む機会がない両者だが、やはりちぐはぐなやり取りは懸念材料だ。大谷が険しい表情で諭すほど神経質になる姿は、あまり見られない光景でもある。
ゆえに識者からはラッシングの振る舞いを非難する意見が噴出。投球分析家として知られる“ピッチングニンジャ”ことロブ・フリードマン氏は、「ラッシングはショウヘイ・オオタニの美しくなるはずだった登板に大きな泥を塗った」と糾弾。やはり投手目線に立ち、初歩的なミスを繰り返した若手捕手を問題視した。
「彼の行動はモナ・リザの口元に髭を描き入れるようなものだ。明らかに自分で自分の首を絞めていた。ラッシングはショウヘイがABSチャレンジを求めたのに対して『ダメだ! ダメだ! やるな』と振る舞った。しかし、結果はどうだ。ストライクだ。ショウヘイは明らかに激怒していた。普段はあまり負の感情を表に出さない彼だが、今回ばかりは明らかに不満げだった」
さらにフリードマン氏は、ラッシングのキャッチング技術についても「完全に失敗している。まるで何の球が来るのかを分かっていないかのようだ」と酷評。そして、「正直言って、私は彼に対して『一体何様なんだ』と思った。ピッチコムすらまとも扱えず、サインの食い違いを何度も起こしていたのに、ショウヘイに何が言えると言うんだ」と怒り心頭。「一生懸命にやっているのは分かるが、この試合の行動だけは理解が出来ない。本当に腹が立ったし、まるでWWE(アメリカのプロレス団体)の悪役のようだった」と止まらなかった。
もっとも、ラッシングは試合後に米スポーツ専門局『Sports Net LA』で「僕の勘違いが原因だ。自分が全てを台無しにした」と猛省。「オオタニは素晴らしい仕事をしてくれた。とにかく今日は僕が最初から最後までダメダメだった。本当に恥ずかしいよ」と言い訳をせず、自身の実力不足を認めている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

