こりゃ失敗だ…家づくりで「コンセントの位置」に後悔。住んで気づいた電源と水栓の“メリット・デメリット”
注文住宅を建てるとき、意外と重要なのが「屋外設備」。一昨年の8月に2階建ての自宅を建てたライターは、自らの経験から「コンセントの配置や水栓の数は暮らしやすさを大きく左右する」と語ります。今回、ライターが屋外につけるコンセントと水栓の「メリット」と、住んでみて気づいた「まさかの失敗」について詳しく語ります。

設備1:掃除にレジャーに大活躍する「外部コンセント」

筆者の家は四角い土地の北西側に建物を寄せました。空いた南側の部分は細長い庭となり、東側は縦列駐車2台分の駐車場となっています(図面参照)。
外部にコンセントがあると、庭仕事やクルマの掃除などの際に便利です。夏にはバーベキュー、冬にはクリスマスのイルミネーションなどにも利用できます。適切な場所に適切な数の電源を用意できると、暮らしがより快適に楽しいものになります。
●外部コンセントを設置する理想の位置
筆者が外部コンセントを計画する際に、まず必要だと考えたのは、防犯カメラ用の高い位置にあるコンセントです。また、それとは別に、ホットプレートで簡単なバーベキューをするため、手元で扱える高さにあるコンセントも設置したいと思いました。
そこで、南の庭に面した外壁には、高い位置に設置した防犯カメラで使うコンセントのほか、濡れ縁の脇の低い位置にもコンセントをつけることに。
このコンセントは、夏のバーベキューだけでなく、寒くなってきた時季に七輪でおつまみをあぶって晩酌をする際の、電気毛布用のコンセントとしても活躍をしています。
コンセントさえあれば…想定外だった「わが家の失敗」

さらに、東の駐車場側には防犯カメラ用のコンセントを設置。
ここで、筆者はある失敗をしてしまいました。それは、南側のような低い位置のコンセントをつけなかったこと。
計画の際には想定していなかったのですが、ここでは、夏場に子どものためにプールを出しています。このとき、ビニールプールをふくらませるためにエアポンプを使うのですが、防犯カメラ用以外の外部コンセントを設置していなかったために、室内から長い延長コードをつなげて、玄関ポーチでふくらませてから持って行っています。大きくふくらんだビニールプールを抱えて運ぶのは、少々面倒です…。
このほか、屋外照明をつけるなど、意外と外でも電源がほしいシーンはあるので、設置できるのであれば、屋外コンセントは、玄関や勝手口、庭先、カーポートなど、生活の場になりそうなところに設置しておくことをおすすめします。
設備2:庭仕事や洗車が格段にラクになる「水栓」

家の外まわりを有効に使うために、コンセントとともに重要なのが「水栓」です。
わが家では、南面の庭先と東面の駐車場側に屋外水栓を設置しています。庭先の水栓は基本的に植栽への水やりに、駐車場側では洗車のために設けました。そのほか前述したように子どものビニールプールへの注水でも利用しています。
水栓は多く配置すると、その分、配管工事の手間が増えて相応にコストアップしますが、あとから増設するのもひと苦労なので、新築時によく検討しておいた方がよいかもしれません。
●コストはかかるも、水栓が複数ある「メリット」
最近の夏は猛暑に見舞われることが多く、植栽への水やりの回数や範囲も想定よりも増えました。庭が広かったり、水やりする植栽の場所が離れていたりする場合は、水栓も複数用意した方がよさそうです。
そうすると、ひとつの水栓にはホースをつなげて、もうひとつの水栓には自動水やり機をつなげる、といった使い方も可能に。
なによりも広い範囲をひとつの水栓で散水しようとすると、ホースを長く伸ばして、引き回して使うことになります。ホースも長く引き出すと重いですし、また巻き戻すのもけっこう大変。2か所で短くホースを出して水撒きした方が体力の負担も軽減できます。
また、筆者の家では採用していないのですが、温水が出る混合水栓にしておくと、冬場でも自宅で洗車をしやすくなるので、クルマ好きの方などにはよさそうです。
わが家の家づくりで、外部コンセントと水栓は、一度設置すると変更が難しいからこそ、家づくりの計画段階で使用シーンをよく想像しておくことが大事、と痛感しました。
筆者宅のプールのエアポンプ用の電源のような、想定外の問題が起こることもあるので、余裕があれば、コンセントは多めに取りつけておくと、より暮らしやすい家になるかと思います。これから家づくりをされる方の参考になれば幸いです。
