『花緑青が明ける日に』©2025 A NEW DAWN Film Partners

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 3月6日に全国公開されるアニメーション映画『花緑青が明ける日に』の主題歌が、imaseによる書き下ろし新曲「青葉」に決定。あわせて楽曲入りの本予告が公開された。

参考:『花緑青が明ける日に』ベルリン映画祭正式出品 萩原利久×古川琴音も喜びのコメント

 本作は、日本画家としての活動を軸に、新海誠や片渕須直などのアニメーション作品に参加し、CMやミュージックビデオなどジャンルを超えて様々な創作活動を行ってきた四宮義俊が自身のオリジナル脚本で描く、初の長編アニメーション映画。フランスのスタジオMiyu Productionsとの日仏共同製作であり、2024年第77回カンヌ国際映画祭でのアヌシー・アニメーションショーケースに選出、さらに第76回ベルリン国際映画祭コンペティション部門にも選出された。

 声優初挑戦となる俳優の萩原利久と古川琴音がW主演を務めるほか、入野自由、岡部たかしらが出演する。

 映画タイトルにある“花緑青(はなろくしょう)”とは、燃やすと青くなる緑色の顔料で、かつて花火の材料に使われていたが、美しさと引き換えに毒性を含むことから幻となった。物語の舞台は創業330年の花火工場・帯刀煙火店。再開発による立ち退きの期限が迫る中、幻の花火“シュハリ”とそこで育った若者たちの未来をめぐる2日間の物語を描き出す。

 老舗の花火工場・帯刀煙火店で育った幼なじみの敬太郎(萩原利久)、カオル(古川琴音)、敬太郎の兄・チッチ(入野自由)。3人は町の再開発や進学を機にこの4年間はバラバラの道を歩んでいる。敬太郎だけが蒸発した父親に代わり幻の花火“シュハリ”を完成させようと帯刀煙火店でひとり花火づくりに奮闘していたが、煙火店立ち退きの日がいよいよ明日に迫っていた。そんな夏の終わりの日、地元を離れ東京の美術大学で将来の道を模索していたカオルは、市役所に勤めるチッチの手により地元に連れ戻され、帯刀煙火店にこもる敬太郎を家から連れ出してほしい、と懇願される。4年ぶりの再会を果たした幼馴染。様々な思い出が積み重なった大切な場所のタイムリミットが迫る中、敬太郎はつぶやく。「出来たんだよ、俺のシュハリ」。その言葉をきっかけに止まっていた時間が動き出し、終わろうとしていた場所と時間にけじめをつけるために、“終わらせ方”を模索し始める3人。それぞれの想いが交錯し、ぶつかり合う。やがて夜空を照らす幻の花火“シュハリ”の姿とは。そして、それぞれが掴む未来とは。

 本予告でも流れる本作の主題歌は、imaseが作詞・作曲を担当した書き下ろし新曲「青葉」。imaseは本楽曲について「青さが滲みながらも、新しい自分を迎えられるような一曲を目指して制作しました」と思いを明かしている。また、本作の劇伴を担当する蓮沼執太が、主題歌「青葉」の編曲・サウンドプロデュースを務めている。蓮沼は「しびれました。imaseくんの実直な感性、旋律、そして声。その透明感を受け止めて、夜明けに滲むような音の色彩作りをご一緒させていただきました」とimaseとの共同作業に刺激を受けたことを明かしている。

 なお、本作主題歌「青葉」の配信リリースが2月27日に決定。3月4日には、蓮沼が手がけた全15曲が収録された映画のオリジナル・サウンドトラックもリリースされる。

 さらに、本作がPontaパス会員であればいつでもお得に鑑賞することができる“推しトク映画”となることも決定。土日や祝日も含め、公開期間中はいつでも一般・大学生1,100円、高校生以下900円で鑑賞することができる。

コメントimase(主題歌担当)誰しも手放さなければならない気持ちがあります。大人になるにつれて、それらはガラクタのように感じてしまうこともありますが、決して無駄ではなく、これまでの自分を形づくり、未来を輝かせてくれる大切なものです。『花緑青が明ける日に』は、そんなことに気づかせてくれた作品です。青さが滲みながらも、新しい自分を迎えられるような一曲を目指して制作しました。蓮沼さんのアレンジも楽曲の淡さが美しく伝わってきます! 最高です!こういうストリングスアレンジ、一度やってみたかった!自分にとっても、特別で大切な楽曲です!

蓮沼執太(主題歌編曲・サウンドプロデュース/劇伴担当)映画『花緑青が明ける日に』のフィルム・スコアでは、画面いっぱいに映し出される色彩風景を、音楽にトランスレートしていきました。作品から感じる職人的な技術と感性をそのまま映画に息吹を吹き込むように、音にして落とし込みました。サウンドトラックすべての作業行程を終えたあとに、imaseくんが歌う主題歌「青葉」の作業がはじまりました。しびれました。imaseくんの実直な感性、旋律、そして声。その透明感を受け止めて、夜明けに滲むような音の色彩作りをご一緒させていただきました。色を作ることの楽しさを改めて感じたクリエーションに感謝いたします。ありがとうございました。(文=リアルサウンド編集部)