「中居・フジテレビ問題」で注目…テレビマンが明かすタレント、女子アナ…たちの「出会い事情」

元『SMAP』中居正広(52)とフジテレビの女性元社員との間に起きたトラブル。フジテレビの編成幹部が会食をセッティングしたのちドタキャンして中居と女性を二人きりにしたという疑惑がささやかれているが、いまだ真相は明らかになっていない。
1月17日に、フジテレビの港浩一社長は会見で一連の騒動を’23年6月の発生直後に
「認識していた」
ことを明らかにした。
だが、社員の関与は否定し、“性的な接待はない”と信じていると話した。今後は新たに設置する第三者の弁護士を中心とする“調査委員会”に調査を委ねるという。
プロデューサーが出演を匂わせて
キャスティング権のあるプロデューサーと、MCである看板タレントの機嫌を取るために、女性アナウンサーや社員が性的な接待をさせられていたとすれば、人権問題となるだろう。昔から芸能界を中心にそのような噂は絶えなかったが、現代まで女性の意に沿わない“接待”などあるのだろうか……。
あるテレビ局関係者に取材すると、
「さまざまなパターンがありますが、まずはプロダクション関係者が自社のタレントをプロデューサーや主役級タレントにあてがうケース。これは注意しないと、悪質な事務所の場合は録画や録音をされている可能性もあり、キャスティングをしてくれないと後でプロデューサーは弱みを握られる。ほかにもプロデューサーがタレントに出演を匂わせ、関係を持つケースなんかも見受けられましたね……」
“接待”はテレビ局側だけでない。プロダクション内でもそのような力関係が生じることもあるようだ。
意外に出会いが少ない女子アナ
「ひどい話ですが、プロダクションのマネージャーがたくさんの女性タレントを担当していて、体の関係を断るとその自社のタレントに仕事を回さないという“社内枕営業”をしている事務所もありますよ。あとは過去には、大御所タレントが共演女性に“抱かせろ”と迫り、断るとその大御所が拗ねて収録に来ず、進まないといった最悪なケースもありましたね」(同・テレビ局関係者)
権力ある人物はそれを振りかざして“言いなり”にさせる。特に演技力や歌唱力などの“芸事”は、スポーツなどと違い良し悪しが数値化されないため、決定権のある人間が力を持ちやすい。
そんな中、フジテレビの問題が報じられてから、テレビ業界では変化があったという。
「フジの報道以降、仲の良い仲間内の飲み会でも女子アナを誘うことができない空気になってきました。正直、昔から女子アナを会食に呼ぶことはあります。先方が喜ぶというのもありますが、女子アナだってみんなが嫌々来ているわけではない。女子アナというのは意外に出会いが少なく、だから社内結婚が多い。中には“どうやったらプロスポーツ選手と出会えるの?”とストレートに聞いてくる人もいるので、そういった有名人が来るような会食があれば、“ぜひ行きたい”という人もいますよ。それで実際に連絡先を交換して交際に発展し、結婚した人もいる。“会食=性接待”なんてイメージがつくのは、かなり迷惑な話ですね」(同・テレビ局関係者)
普通の会食と中居が報じられた“ドタキャン会食”は似て非なるもの。だが、フジテレビだけでなく、テレビ局の“会食”に厳しい視線が注がれているのは、間違いなさそうだ――。