今回の「モダンリテール+ブリーフィング」では、ライトエイド(Rite Aid)の破産申請と、「モダンリテール+リサーチ」の最新データから見る、ドラッグストアの競合他社との比較について考察する。

ライトエイド破綻の渦中にあるドラッグストア



ドラッグストア大手のライトエイド(Rite Aid)は売上低迷とオピオイド関連訴訟によって破産を申請した。

Q. ライトエイドは競合するドラッグストアとどのように比較しているのか? また、ドラッグストアは今後どのようにデジタルサービスを拡大していくのか?



A. リサーチからの回答

ドラッグストアは、コロナ後のサービスを多様化するために多額の投資を行ってきた。多様化のトレンドでもっとも遅れているのはライトエイドで、おもにGoogleとの提携に注力し、薬局業務の近代化を図っている。ライトエイドは医薬品eコマースの能力向上に向けて一歩を踏み出しているが、Amazon傘下のピルパック(Pillpack)やカプセル(Capsule)といった新しい医薬品eコマースサイトと競合しなければならない。

加えて、CVSやウォルグリーン(Walgreens)がヘルスケア企業を買収するなど、ドラッグストアカテゴリーの競合他社が他事業に進出している一方で、ライトエイドはデジタル薬局の経験を倍増させている。CVSとウォルグリーンは、ヘルスケア事業の拡大に合わせて医薬品サイトのeコマース体験を強化する可能性が高いため、ライトエイドは医薬品に特化したeコマース体験を拡大しなければ競争に勝てないだろう。

さらに詳しく:モダンリテールインデックス(Modern Retail’s Index)では、トップ小売企業のデジタルビジネスモデルを調査している。さらに詳しく

[原文:Research Briefing: Rite Aid’s bankruptcy and its digital future]

Li Lu(翻訳・編集:戸田美子)