【花火が見える温泉】仏前で灯籠に明かりをともす。これには、真っ暗闇と言われているあの世で、祖霊が道に迷わないように、足元を照らしてあげるためという意味があるそうです。金灯籠を頭に掲げた女性たちが輪になって踊る幻想的な情景で有名な「山鹿灯籠まつり」が、2023年8月15日(火)、8月16日(水)に開催されます。今年は4年ぶりの開催です!

2023年8月15日(火)の午後8時から、菊池川で、一時間にわたり約4,000発が打ち上げられる「山鹿灯籠まつり納涼花火大会」も開催されます。

写真:幻想的な千人灯籠踊り

山鹿温泉はケガをした鹿が傷を癒したことが温泉名の由来とされ、約800年の歴史を誇ります。平安時代の文献「和名抄(わみょうしょう)」にも温泉として登場しているんですよ。その町並みは豊前街道の宿場町として栄えた面影が情緒豊かに残ります。

「山鹿灯籠まつり」は、毎年8月15日と16日に開催される熊本を代表するお祭りです。千人の女性が輪になって踊るシーンは、(もうずいぶん昔のことになりましたが)コーヒーのCMで一躍有名になりました。

写真:奉納灯籠の舞

2023年8月15日(火)の午後8時から、菊池川で、一時間にわたり約4,000発が打ち上げられる「山鹿灯籠まつり納涼花火大会」も開催されます。川面に映る花火と灯籠、山鹿の街中を灯りがつつみます。

写真:山鹿灯籠まつり納涼花火大会

「山鹿灯籠まつり」の二日目(8月16日)の19時から、まずは子ども灯籠踊りが予定されています。

写真:千人会場で行われる子ども灯籠踊り

そして、宵闇が訪れるとともにいよいよフィナーレの千人灯籠踊り(20:00~21:00)です。

お揃いの浴衣に身を包み、和紙でできた金灯籠を頭に掲げた1,000人もの女性達が「よへほ節」にあわせてゆったりと優雅に櫓の周りを踊る様子は凛として華やか。幻想的な雰囲気も感じられます。

写真:山鹿灯籠踊り保存会による優雅な灯籠踊り

また、今年は「山鹿灯籠めぐりスタンプラリー」が実施されます。

奉納燈籠の展示場所においてあるスタンプを集めて応募すると、抽選で山鹿の温泉宿泊券(1万円相当)などが当たるチャンスも!詳しくは山鹿市観光課の公式ホームページ「山鹿探訪なび」を確認してみてくださいね。

写真:奉納される上がり灯籠

ところで、舞う女性たちが頭に掲げている金灯籠、重くないのかな……? なんて心配になりませんか? 実は、この金灯籠は紙でできていてとっても軽いんです。(180g※約たまご3個分)

写真:千人灯籠踊り

また、山鹿灯籠民芸館は旧安田銀行の建物で国指定登録有形文化財なんです。重厚な雰囲気の洋館は一見の価値ありですよ!

温泉地としての山鹿温泉は、湯量も豊富で「山鹿千軒たらいなし」、つまり洗濯にたらいを使わず、かけ流しの湯を使う、と唄われてきた実力。湯は透明でやわらか、万人向けです。

そんな山鹿の湯はランドマークの共同浴場「さくら湯」などで楽しめます。日帰り湯OKの宿もあり、それらは源泉かけ流しの施設がほとんどです。

(情報確認:hotspring727 2023年8月、編集:Vermiliおん)

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