電車で寝てしまったら、全く知らない場所まで運ばれていた――。いわゆる、寝過ごしというやつだ。

思わず「やっちゃった!」と叫びたくなるような寝過ごしについて、Jタウンネットが読者の体験談を募集したところ、受付直後から続々とメールが届いた。というか皆さん、ちょっと寝過ごしすぎでは...。

寝過ごしてしまった距離やシチュエーションは千差万別で、なかには思わず吹き出してしまうコミカルなエピソードも。さっそく、いくつかの投稿を紹介しよう。

寝過ごし「あるある」が明らかに

まずご紹介するのは、神奈川県に住む20代の男子大学生・Sさん(仮名)からのメールだ。

学校からの帰り道、新宿行の小田急線に乗ったというSさん。途中の相模大野駅で寝てしまい、目を覚ますとまた同じ新宿方面に向かう相模大野だったという。いったい、何が起きたのか。投稿の続きを見ると...。

「寝過ごしたはずなのに、なぜ同じ駅にいたのでしょうか。『あれっ』と思いつつスマホを見ると、バイト先からものすごい数の不在着信が...。時計を確認すると、3時間近くが経っていました。どうやら、一度終点の新宿に着いて、そのまま折り返し運転で終点の小田原に。さらに折り返して、また新宿に向かう車内だったようです。バイト先には電話ですぐに謝罪しましたが、翌日こってり絞られました。途方も無い遠くまで寝過ごした訳ではありませんが、自分の中で一番の寝過ごしエピソードです」

投稿に出てくる駅の位置関係を整理すると、小田原―相模大野―新宿となる。つまりSさんは、相模大野→新宿→(相模大野)→小田原→相模大野と、小田急線の端から端まで往復する間ずっと眠り続けていたのだ。

ハッキリ言って寝すぎだ。もはや、そこまで熟睡できるのがちょっとうらやましい気すらしてしまう。

折り返しで同じ駅も、寝過ごしあるある?

冬の座席ヒーターは「悪魔」

続いても、「折り返し寝過ごし」に関する体験談をご紹介しよう。

冬のある日。夜勤帰りに、愛知環状鉄道で自宅へ向かったというMさんからのメールだ。

本来は瀬戸市駅で降りる予定が、気づいたら2駅先の終点・高蔵寺駅にいたMさん。しかし、それだけでは終わらないのが、寝過ごしの怖さのようで――。

「終点の高蔵寺から折り返す電車だったので、乗ったままスマホをいじりながら、瀬戸市駅へもどろうとしました。が、また寝落ちしました。そのまま降車予定駅を通り過ぎて、2駅ほど行った所で目が覚めました。本気で帰れないと思ったので、そこからタクシー使って帰りました(笑)電車の乗換がなく、椅子にヒーターが付いてるので、この睡魔には毎シーズン悩まされてます、、、」

確かに、オール明けで味わう座席ヒーターは悪魔のようなもの。じわりという温かみに心地良い電車の揺れ――眠らない方が難しいかもしれない。とはいえ、タクシーで帰るのは思い切った判断なような気もするが...。

電車って、なんであんなに眠くなるのだろう

教えて!あなたの寝過ごし体験談

最後にご紹介するのは、バスの寝過ごしエピソード。愛知県に住む40代男性・Kさんからの投稿だ。決して遠くの停留所まで乗り過ごしたわけではないのだが、かなりコミカルなエピソードだったので、取り上げたい。

「高校、大学の時、通学にバスを使っていて、終点で運転士さんが全員下車したと思ってバスが待機場に引き上げた後に目が覚めて、運転士さんをビックリさせたことが2、3回あります。いずれも目的地=終点だったので、厳密には乗り過ごしたわけではないですが...」

まさか運転士さんも、待機所に着いた後も爆睡している客がいるとは思わなかっただろう。当人からすればホラー体験かもしれないが、どこか微笑ましい気持ちになるのも、寝過ごしエピソードの特徴だろうか。

あなたの寝過ごし体験談、募集します

Jタウンネットでは、読者の皆様の「やっちまった!寝過ごしエピソード」を募集しています。

こちらのメール(toko@j-town.net)もしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージに、降りるはずだった駅と到着してしまった駅、具体的なエピソード(どのように目的の駅までかえったなど、500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。