【前園真聖コラム】第225回「オマーン戦のカギになる采配とは」
日本代表は難しいアジアカップ初戦、トルクメニスタン戦で勝利を収めました。まずは勝ててよかったと思います。
確かに前半は内容がよくありませんでした。わかっていたはずなのに相手のカウンターを受けて慌てましたし、先制点まで奪われました。選手の動きが鈍かったのは暑さもあったからだと思います。
後半、早い時間にゴールが生まれたのはトルクメニスタン戦のよかった点だと思います。ただし、3-1で終われば安心できたのですが、その後も不用意に攻めて失点したり、相手の攻めに慌てる時間帯もあり、内容はよくありませんでした。
もっともとりあえずこれで一安心です。僕は初戦の前にコンディションの上がらない選手がいて、メンバー構成に苦しんだのではないかと思います。次のオマーン戦までにきっと多くの選手が復調するでしょう。そうなると、もう少しいい試合展開になるのではないかと期待しています。
それではそのオマーン戦のポイントは何か。それは選手交代ではないでしょうか。森保一監督はトルクメニスタン戦で、南野拓実を北川航也に代えただけで交代枠を残しました。ですが、今後は選手の疲労を考え3人の枠を全部使い、疲労を分散させたほうがいいと思います。
次のオマーン戦に勝てば、日本はグループリーグ最終戦のウズベキスタン戦で、決勝トーナメントの対戦相手や日程を計算しながら戦うことができます。中3日で厳しいとは思いますが、ここで底力を発揮してほしいと心から願っています。
確かに前半は内容がよくありませんでした。わかっていたはずなのに相手のカウンターを受けて慌てましたし、先制点まで奪われました。選手の動きが鈍かったのは暑さもあったからだと思います。
後半、早い時間にゴールが生まれたのはトルクメニスタン戦のよかった点だと思います。ただし、3-1で終われば安心できたのですが、その後も不用意に攻めて失点したり、相手の攻めに慌てる時間帯もあり、内容はよくありませんでした。
それではそのオマーン戦のポイントは何か。それは選手交代ではないでしょうか。森保一監督はトルクメニスタン戦で、南野拓実を北川航也に代えただけで交代枠を残しました。ですが、今後は選手の疲労を考え3人の枠を全部使い、疲労を分散させたほうがいいと思います。
次のオマーン戦に勝てば、日本はグループリーグ最終戦のウズベキスタン戦で、決勝トーナメントの対戦相手や日程を計算しながら戦うことができます。中3日で厳しいとは思いますが、ここで底力を発揮してほしいと心から願っています。
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。