赤ワイン、ピーナッツの渋皮にも含まれているポリフェノールの一種である「レスベラトロール」という成分についてご存知でしょうか。バレンタインのこの時期は、カップルで美味しい赤ワインを飲む機会が増えるのでは? 美味しくいただいて、綺麗にもなれちゃう嬉しい成分「レスベラトロール」について頭に入れておきましょう。

レスベラトロールはどんな成分なの?

「抗酸化力」を持つとポリフェノールは、植物の光合成で作り出される物質で、お茶などの渋みやブドウなどの色素成分にもなっている私たちの身近な成分です。そのポリフェノールの一種であるレスベラトロールは1939年、北海道帝国大学の高岡道夫によって発見されました。日本人の見つけた成分ということで、親近感がわきますよね。このレスベラトロールには長寿遺伝子とも呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性する可能性も示唆されていて(諸説あります)、発見以来、その機能性に注目が集まっています。

レスベラトロールによる期待できる根拠と多く含まれているもの

海外でもレスベラトロールの研究は盛んに行われています。例えば、イギリスのエクスター大学ローナ・ハリーズ教授らの研究グループでは、レスベラトロール類似体を用いることで老化した細胞が若い細胞の特徴を示したというものが最近報告されたばかりです。老化の要因として年老いた細胞の中でも「スプライシング因子」と呼ばれる遺伝子が徐々に不活性になっていくことが着目されていたが、レスベラトロール類似体を添加した培養細胞を観察すると、スプライシング因子が活性しはじめた、つまり若返りを見せたと報告しています(1)。

レスベラトロールを摂ることによって期待できる効能

レスベラトロールを摂取することで生活習慣病の予防(ラットの研究ベース)、コレステロールの代謝を促進、脳の神経細胞を改善する働き(ラットの研究ベース)、血流増加作用などが報告されています。また女性ホルモンのエストロゲン様作用があるため、更年期の女性のホルモンバランスの乱れによる不調に対しても良い影響があるのではないかと期待されています。

特に注目なのがレスベラトロールの摂取で内臓脂肪の蓄積が抑制される可能性があるということです。肥満になっているマウスではEP300というタンパク質が活性化しているのに対し、カロリー制限をしたりレスベラトロールを摂取するとEP300の活性が抑制されるという知見がマウスの試験で報告されています(※2)。ちなみに赤ワインの中でもピノ・ノワールにレスベラトロールは多く含まれているそうです。グラス1〜2杯の赤ワインの健康効果については多数の報告もあるので、ぜひ楽しんでみては。


writer:Masami