北海道日本ハムファイターズと広島カープの間で争われたプロ野球日本シリーズは、広島がホームで連勝するも巻き返しに成功した日本ハムが怒涛の4連勝。10年ぶりの日本一に輝いた。

すると30日深夜放送、TBS「S1」では、日本一の立役者である大谷翔平中田翔、そしてチームを率いた栗山英樹監督の録画インタビューを放送。「激白 日本シリーズの裏側 今だから話すあのシーンの真相」と題し、今回の熱戦における印象的な3つのシーンを振り返った。

まずは第1戦の2回裏。1アウト1、3塁のピンチで大谷は痛恨のサインミスを犯す。広島の二盗に対し、キャッチャー・大野は2塁に送球するも、ここは大谷がボールを途中でカットし、ディレイドスチールを狙うであろう3塁ランナーを挟まなくてはいけない場面だった。しかし、しゃがんでしまった大谷はボールをスルー、この間に広島が先制点を奪っている。

「どうなんですかね」ととぼけようとした大谷は、聞き手を務める岩本勉氏から「(サインミスをしたのは)誰でしょう」と改めて訊かれると「私です」と大笑い。隣にいた中田が「目が点になりました。“なにしとんねん、コイツは”と思いました」とぶっちゃけると、大谷も「スローモーションのようにボールが通り過ぎていました」と続けた。

また、第3戦の8回裏に1点を追いかける日本ハムはランナー2塁のチャンスで大谷が打席に。しかし、大谷を敬遠した広島バッテリーは、中田との勝負を選択。これに燃えた中田は2点タイムリーを放って渾身のガッツポーズを決めた。

「素直にイラっときますよね」という中田は「すごくあそこで気合い入りましたし、あの打席で打ってなかったら死んだろうかなと思うくらい、大袈裟じゃなしに(頭に)血ものぼりました。ムチャクチャ気合い入りました。あれくらい気合い入ったのは初めてかもしれないです」とまで語っている。

さらに、勝負が決した第6戦8回表。4-4の同点で満塁のチャンスを作った日本ハムは、打席に中田を迎えると、ネクストバッターズサークルには大谷の姿が――。これでピッチャーのジャクソンにどれほどのプレッシャーがかかったかは不明ながら、中田はフォアボールで追加点を奪ったばかりか、続くピッチャーのバースにもタイムリーヒットが生まれた。

この時の駆け引きを訊かれた栗山監督は「なにもないですね」とキッパリ。「最初から(次の打者は)バースと決めていた。ダミーはダミーなんで。(中田)翔に回ったらすぐに(大谷を)出してよって言ってた」と明かしている。