2018年春季労使交渉(春闘)が本格的に始まった。政権が賃上げの旗を振る“官製春闘”は5年連続で、しかも今回は安倍晋三首相が連合の“お株”を奪うかのように、17年秋に3%以上の賃上げを経済界に早々に要請する異例ずくめの展開だ。賃上げを起点とした経済の好循環でデフレからの完全脱却を目指す点で労使は一致するが、手法をめぐる認識には隔たりがある。働き方改革や、賃上げ率だけで評価できない処遇改善も焦点となる。