Mozillaが発表したFirefox OSは、低価格帯スマートフォンの大きな需要を持つインドなどで成長を続けており、価格だけではなく、「一切の制限がないモバイルOS」という点にも特徴があります。日本の3大キャリアの1つであるauが、Firefox OS搭載スマートフォンを「クリスマスプレゼント」として発表するファンミーティング「au Firefox OS Event」を2014年12月23日(火)に開催。イベントの様子はライブ配信される予定ですが、GIGAZINEでも現地に潜入して発表会の内容をリアルタイムでガンガン更新していきます。

au Firefox OS Event

http://au-fx.kddi.com/events/



au Firefox OS Portal Site

http://au-fx.kddi.com/

au Firefox OS Eventのスケジュールは以下のようになっています。KDDI株式会社の田中孝司社長が登壇する新製品発表会は16時20分から開始予定。ゲストとしてMozillaのアンドレアス・ガルCTOや女優の池澤あやかさんが登場するとのこと。

16:20〜17:00 Firefox OSに関わる新商品の発表

17:00〜18:00 ハッカソン成果発表 

18:00〜18:45 ハッカソン参加者および一般招待者交えての懇親会およびタッチ&トライ

ハッカソンによって開発されたアプリによってFirefox OSの自由度の高さを実証するデモンストレーションは17時から開始される予定で、18時からは一般招待客向けに"Firefox OSに関わる新製品"のタッチ&トライコーナーも設けられます。

ということで、会場であるベルサール渋谷ファーストに到着。



10時半ごろに会場の前に到着しましたが、発表会自体は16時からなので、まだ人の姿は少なめでした。



受付はこんな感じです。



なぜ10時半ごろに到着したのかというと、12時からはチームになった開発者が制限時間内にソフトウェア開発を行うハッカソンが行われたため。



これがハッカソン会場の様子。なお、Firefox OS端末を使ってソフトウェアを開発するハッカソン、および完成品のデモンストレーションの様子は後ほどレポートするのでお楽しみに。



15時30分ごろに再び会場に向かうと、受付の準備が完了していました。



Firefoxの紙袋がいっぱい並んでいます。



取材に来ている記者の数はどんどん増えていきます。



・2014/12/23 15:57

開場。



壇上には「au Firefox OS Event」の文字。一体どんな端末が登場するのでしょうか。



いたるところにauとFirefoxの文字。



・2014/12/23 16:18

開始間近になると、会場は人でいっぱいに。



イベントの説明が始まりました。



16時20分に発表会がスタート。



映し出されたのはハッカソン会場。



KDDI株式会社代表取締役社長の田中孝司氏が登壇しました。



まずは、「ウェブ新世紀ハジマル」



HTMLで書かれたOSはFirefox OSが初めてで、Firefox OS搭載スマートフォンはギーク向けの端末になるとのこと。



Fire Firefox OSは、完全なウェブOSで非常に軽く、モバイル端末でサーバにもなれる。



世界中でウェブ技術を知っている人の数は約800万人。



小学生もハッカソンに参加し、幅広い年齢層でウェブ技術は認知され始めているそうです。



MozillaのCTOであるAndreas Gal氏が登壇し、auの田中社長とがっちり握手。



「今回招待を受けたことを本当にうれしく思っています。Mozillaはモダンウェブを作ることをミッションとした企業で、オープンテクノロジーのビジョンをもとに今までFirefoxのブラウザを作ってきました。そして、数年前にFirefoxで唱えてきた、オープンテクノロジーの世界をモバイルで実現するべく、Firefox OSをリリースしました。オープンテクノロジーはMozillaだけではなく、KDDIといった企業や個人の開発者たちが共同で作ってきました」



Firefox OSはオープンソースベースのテクノロジー



WebAPI



Firefox OSはユーザーがさまざまな形にかえられる自由性が売りです。



Firefox OSがウェブとモバイルの間にいることで、多くのことが可能になります。



世界中28カ国でFirefox OSをリリースしてきました。T-MobileやHuaweiといった企業に今回からKDDIが加わるとのこと。



今までにFirefix OS搭載スマートフォンはトータルで15機種登場しました。16番目の新機種がKDDIから発表されます。新機種は今までで最も最先端の技術を実装。



Web of Thingsの真ん中に位置するのがFirefox OS



海外でも好評







一体どんな機種なのか?



auから登場するFirefox OS搭載スマートフォンは「Fx0」で、文字を入れ替えると「Fox」になります。





「ウェブOS」とプリントされたTシャツを着たスタッフが登場。



背面にauのロゴ



登場したFx0はガラス付きでよく見えません。



ついに「Fx0」が登場。



表向きはFirefoxのインターフェース。表だけじゃなくて裏がスーパークールでデザインに凝った設計になっています。







Fx0



Firefox OSのオープン性を象徴する透明ボディ



デザインは吉岡徳仁



こだわりのホームキーは何度も作り直して、今の形になりました。合計10回作り直して、1回作るのにかかる費用は約30万円だったとのこと。開発費用の回収予定はありません。



こだわりはネジにまで及びます。色を合わせた専用のネジを開発。このネジの値段は通常のネジの40倍。ネジまでユーザーに楽しんで欲しい。



最初の発売はネットショップと直営店。その後店舗で。クリスマスプレゼントって言ったのに……、と少し残念そうな田中社長。



作る自由



全てHTML5とCSS、JavaScriptといった最新のウェブ技術を使って実現



スペックはこんな感じ。au 4G LTE 最大150Mbps対応、HDディスプレイ、Qualcomm Snapdragon 400 Quad-Coreプロセッサ、LINE・Facebook・NAVITIMEアプリ、日本語入力ソフトウェア(Mozilla・オムロンと共同開発)



NFCによるWeb-Cast機能搭載



Framin



照明センサとつないで周囲の雰囲気に応じてロックスクリーンを変化



Firefox WebIDE



3Dプリンタ用のデータも公開



3Dプリンタ用のデータを用いれば、端末の背面を自由に作ることが可能です。



「Fx0」の作品・アイデア・3Dプリンタ用データを共有するCreator Showcase



登録されたスマホやWoTデバイスをWebを介してGUI操作・制御するGluin





レシピを用いて簡単にデバイスやサービスの連携定義



「さあ、何つくる?」



利用料金は新規契約で毎月3800円から、機種変更の場合は4734円から。



「Fx0」は「au Online Shop」「au SHINJUKU」「au NAGOYA」「au OSAKA」「au FUKUOKA」で2014年12月25日から発売開始。全国のauショップおよびau取扱店舗では2015年1月6日から発売開始です。



◆質疑応答

日経新聞カワラ:

新しいFirefox OS搭載スマートフォンを市場に投入する意義とは?

田中社長:

Fx0を出す意義は、ギークな人たちが既存のスマートフォンに飽きていて、もっといろいろいじり倒せるスマートフォンを投入するべきかなと思いました。ビジネス的なプランはあまり深く考えていません。面白いことをやっているな、というノリがauファンの人に伝わればいいかなと。みんなが同じスマートフォンを持っているのはなんかつまらないと感じました。そういう意味で、ギークではない一般のユーザーのみなさんもこれから新しい時代が幕開けるのを感じとって欲しい。



フリーランス イシノ:

かつで第3のOSとしてWindows Phoneを出したけど後が続きでした。Fx0の今後のプランを教えて下さい。

田中社長:

本当にオープンなOSですから、いろんなアプリケーションがのることによっていろいろな楽しみ方をできるのではないかと考えています。ユーザーのレスポンスがよければ、第2・第3の機種が出てくるのかなと思います。

フリーランス ヤマグチ:

開発者の方にアプリをドンドン作ってほしいというお話があったけれども、KDDIとしては今後もFirefox OSをキャッチアップしていくのか

田中社長:

そうですね。NFCもRTCもそうですが、まだまだFirefox OSには足らないモノがあると思います。こういった活動は続けていくつもりです。

日経エレクトロニクス ナカグチ:

商売というところで、マネタイズの部分をどう提供していくのか?

田中社長:

Firefox OSに関して一緒にやってくれている社員はお金儲けのことをあまり考えていません。オープンな世界でできることにおもしろみを感じている。ガラケーの時みたいにできればいいいが、まだまだやらなければいけないことが多数あるので暖かく見守って欲しい。決して目先のマネタイズにこだわることなく、もっと先を見て進んで行きたい。真面目に言うと、小さいときに感じた作る喜びを感じとってほしい。「ナントカ機能がない」ということではなく、作り出す喜びを感じてもらいたい。