12日、大韓航空の前副社長が、搭乗した自社機内で客室乗務員のマカダミアナッツの出し方を叱責して機体を引き返させた問題をきっかけに、同社を率いる財閥一族に対しても批判の矛先が向けられている。資料写真。

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2014年12月12日、大韓航空の前副社長が、搭乗した自社機内で客室乗務員のマカダミアナッツの出し方を叱責して機体を引き返させた問題をきっかけに、同社を率いる財閥一族に対しても批判の矛先が向けられていると、米メディアが報じた。

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AP通信は11日、大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョンア)前副社長が機内サービスに激怒し、機体を引き返させた問題が世界中の批判を浴びる中、同社を傘下に持つ財閥一族による不祥事はこれが初めてではないと報じた。

今回、大韓航空機を引き返させたことで批判を浴びた趙副社長は、同社を抱える韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の長女。韓国メディアは趙前副社長を「プリンセス」と形容している。

有名な整形外科医と結婚した趙前副社長は、生まれてくる子供たちが米国の国籍を取得できるようにと、2013年にハワイで双子の男児を出産した。出産予定日の2カ月前に米国に入国したという。この行動は2人の息子を韓国の兵役から逃れさせるためだったとして、韓国国内で非難を浴びた。

また、趙前副社長の弟の源泰(ウォンテ)氏は2005年に、源泰氏の無謀な車の運転を咎めた高齢の女性を押し倒した疑いで警察から取り調べを受けたという。

韓国では財閥一族は国の近代化と経済成長に貢献した存在としてかつては敬意を払われていたが、現在では虚飾に満ちた裕福さと絶大な権力が批判の対象となっている。そうした批判は、特に一族の2代目、3代目の若い世代に向けられている。(翻訳・編集/Yasuda)