インタビュー:星村麻衣「自分の直感だったり、自分が納得できるもの」
――前回のインタビュー時と比べて、バッサリとショートカットになっていたので驚きだったんですけど、短くしたのはなぜですか?
星村:元々、割と飽き性なので。「いちばん星」の時の丸い感じのマッシュルームに、実はもうずっと飽きていて(笑)。でも「イメチェンって、どうなんだろう? いきなりしてもなぁー」という所で悩んでいたら、ずっと前から一緒にやってるヘアメイクさんに切ってもらっていたんですけど、その人もついこの間「もう一回イチからヘアーをやりたい」みたいな感じで、こっちのキャリアを全部捨てて、一人でロンドンに行ったんですよ。それがすごくカッコイイというか、「髪を切るぐらいで何を悩んでいるんだろう。もういいじゃん、切っちゃえ!」って、バサッと(笑)。――ショートになって、着る服の傾向とか変わりました?
星村:そうですね。どちらかと言うとボーイッシュになっちゃうので、色味とかも前はモノトーン系ばっかりだったんですけど、夏だしちょっとカラフルにしてみようかな?みたいな。――先ほどの、割と男っぽくてサバサバしているという話で言うと、見た目と中身が一致してきたのかもしれないですね。
星村:そうだと思います。「いちばん星」の写真とかは「大人しそうに見える」って、みんなに言われます。――森にいそう、みたいな。
星村:当時、森ガールを意識してましたので(笑)。ファッションも色々と、その時の気分で楽しめたらと思いますね。――音楽制作の環境も変わりましたが、ライブについては今後どのようにしていきたいと考えていますか?
星村:「PIANO GANG STA☆」みたいに月一というのもなかなか難しいんですけど、もうちょっとお客さんとコミュニケーションが取れるような、いわゆる普通のワンマンライブとはまたちょっと違う、スペシャルな何かをやりたいね…っていうのもちょっと漠然としてるんですけど(笑)。生ピアノのある所で、みんなお酒を飲みながらリラックスしてもらって、みたいなことを今もう実際に打ち合わせしていて。秋か冬ぐらいに始められたら…という感じでやっています。――グッズのデザインは、ご自身でやられてるんですか?
星村:はい、一応。色々と「こういう風にして欲しい」と言って、やりましたね。――Macでデザインまでやるようになったら楽しいかもしれませんね。
星村:そこはまだ。やれたらいいんですけど、簡単なんですかねー? 出来るかどうか(笑)。でも、やってみたいですね。面白そうです。――3月に出された「いちばん星」から今回の「Candy」まで、割とコンスタントに作品を出されている印象ですけど、曲数は結構溜められているんですか?
星村:今まで溜めてたストック曲は割とあるんですけど、「年内に頑張ってアルバムまで行けたらいいな」みたいなことは、なんとなく話してます。――以前と比べて、より自己発信を求められる環境に変わっていると思いますが、今後に向けて考えていることはありますか?
星村:色々成長したり他から吸収してたりすると思うので、その時見て感じたことだったり変わっていくとは思うんですけど、本当にその時に正直に自分が思った音楽というか、「これを出したい!」というものを、その時々でぶつけて勝負していきたいですね。――書きたい歌詞の内容が変わってきた、ということはありますか?
星村:恋愛の歌を書くのは、すごくニヤニヤするぐらい好きだったり(笑)、勝手に妄想して書いたりするのが大好きなので、大きくは変わってないですね。――ファンの方が言うようなロックな曲もあれば、しっとりとしたシリアスな曲も、両方を持ち味として持たれている方だと思うので、前作のアルバムの「PIANO&BEST」のアコースティックな落ち着いた雰囲気でのライブも観られたらいいなと思います。
星村:そうですね。やっぱり両方とも星村麻衣と言われるような感じでやっていきたいですね。この前DUOで、ずっとアッパーな曲をやってる時とか、立ち弾きもそうですけど、すごくテンション上がったし。「ライブはこういう曲がまだまだいるなぁー、もっと書かなきゃ!」って、すごく思ったし。今後も意識して作っていきたいなと思います。――現在企画中のライブも楽しみにしています。
星村:ありがとうございました。・星村麻衣 - アーティスト情報
・星村麻衣 (hoshimura_mai) - Twitter