スポニチ

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 将棋の第74期王座戦挑戦者決定戦で藤井聡太王将(24)=6冠=を破り、伊藤匠王座(23)への挑戦権を獲得した広瀬章人九段(39)が感想戦後、会見した。主な一問一答は以下のとおり。

 ――今期、対戦相手の藤井6冠はここまで12勝1敗とかなり波に乗っている状態。本局迎えるにあたり、どのような心境で臨んだ?

 「藤井竜王・名人はタイトル戦が多いですけど、非常に安定した成績を残されていて、やっぱり厳しい勝負になるかなと思ってたんですけど、自分の中で可能な限り準備をして本局に臨みました」

 ――最近は藤井6冠、伊藤王座はじめ、20代中心のタイトル戦になっているが、そこで広瀬九段が39歳での挑戦となる。

 「時の流れと言いましょうか、基本的には年長者がなかなかタイトル戦に出るのが難しくなる時代だと思っているので、そんな中で、もうすぐ40歳になる自分がタイトル戦に出れることが、年齢的には若くないですけど、逆に目新しいと言いましょうか。最近20代、30代前半の棋士がタイトル戦に出ることが多い中で、新しい風を吹かすことができればな、とは個人的に思います」

 ――5番勝負で対戦する伊藤王座、どういう準備、戦い方をしていきたい?

 「非常に研究が深くて、終盤も強い棋士なので。本局の藤井さんもそうですけど、タイトルを取るにはこういった方たちに勝たないといけないというのが、やっぱりありますね」

 ――4年ぶりのタイトル戦出場となる心境は?

 「王座戦は一日制で夕食休憩があるという、自分としては未知の経験。タイトル戦の雰囲気というのは、始まると思い出すとは思うんですけど、かなり特殊な1日制の棋戦だと思っているので、早く慣れないといけないなとは思ってます」

 ――お子様も6歳になるというところで、かっこいいパパの姿を見せられる、この点に関しては。

 「昨日も子供とけんかしたばっかりなので、子供がどう思うかわかりませんけど(苦笑)、タイトル戦という舞台になると世間もそうですし、家庭内の注目度が上がって(笑い)。なおかつ家を回すのが大変なところでタイトル戦なので、家族に迷惑かけることは決まってるんですけど、なんとかいい結果を出せるようにしたいです」

 ――最近の好調を支えている原動力、研究というのはどういった方針で?

 「プロ棋士の棋士の人が見れば分かると思うんですけど、第一線とはちょっと外れたところを突いているというか、そういう感じなので。ストックがたくさんあるわけではないので、また考えなきゃいけないんですけど。やっぱりAIが台頭してる時代ですけど、なんだかんだ人間が指す将棋なので、本局のようにこう、評価値が乱高下するような中で、なんとかチャンスを見い出せればな、というふうに思っているのがいい結果につながってるのかなと思います」