スポニチ

写真拡大

 ドジャースの大谷翔平投手(32)が7月31日のレッドソックス戦で放った24号逆転2ランのホームランボールをキャッチし、球団を通じて返却したルイス・ゴメスさん(29)がスポニチの取材に応じ、交換劇の舞台裏を明かした。

 「ドジャースの警備スタッフが私のところへ来て"翔平がボールを交換したいと言っています"と伝えられました」

 ゴメスさんは「なぜ翔平がそのボールを欲しがっているのですか」と尋ねたが、その場では理由を教えてもらえなかったという。

 「後になって、それが第二子となる長男が初めて球場で観戦した日に放ったホームランだったと知りました」

 大谷にとって特別な意味を持つ一発だったと知り、交換を決断した。

 「きっと翔平にとって、とても意味のあるボールだったと思いましたし、私自身も、ついに大谷選手のサイン入りグッズを手に入れられると思ったからです」

 その後、球団を通じて届いたのは、サイン入りバットとサイン入りボールだった。

 「私は大のドジャースファンです。私を知る人なら誰でも、生まれた日からずっとドジャースファンだったことを知っています。ドジャースの記念品をたくさん集めていて、翔平のサイン入りグッズを2点も受け取れたことは、まさに夢がかなった瞬間でした」

 ゴメスさんの父親も交換を喜び、「1つは自分のものにしたい」と話していたという。

 サイン入りバットとボールは額装し、自宅のゲームルームに飾る予定だ。

 「そこにはたくさんのコレクションがあり、今回の品も一生大切に持ち続けるつもりです」

 ゴメスさんは最後に、大谷へ感謝の思いも語った。

 「翔平のプレーを見られることは本当に光栄です。すでに史上最高の選手であるにもかかわらず、常に謙虚に振る舞い、自分自身に新たな目標を課し続ける姿が大好きです。昨日は私の夢をたくさんかなえてくれました。いつか直接お会いできたらうれしいです」

 一本のホームランが、大谷とゴメスさん、それぞれに特別な記憶を刻んだ。(柳原 直之)