家族が集まるリビングは片付けてもすぐ散らかる…そんな悩みを抱えていませんか。「私自身、何度もリビングの片付けに失敗していました」と話すのは、3児の母で整理収納アドバイザー1級の高岡麻里恵さん。もともと片付けが苦手という高岡さんに、リビング収納で失敗しやすいポイントをお聞きしました。

1:ちょい置き用ボックスが多すぎる

以前、わが家のリビングには「あとで見る・とりあえず入れる」ための収納ボックスがいくつもありました。

【写真】増えがちな「ちょい置き用ボックス」

パッと見は片付いているのです。でも実際は中身の分類があいまいで、今後使うかわからないグレーゾーンのものが増えていくだけ。そして数週間後、そのボックスがただの放置スペースになっていました。

ここで気づいたのは、用途があいまいな収納は結局使われないということ。そこで、

・ボックスは用途を1つに限定
・毎日使うものだけを入れる
・「一時置き」は1か所だけ

と決めています。これだけでリビングのごちゃつきがかなり減りました。

2:家族のものが混ざりすぎている

わが家がいちばん散らかっていた原因はこれでした。子どもの文房具、夫の書類、私のメモ帳。そのほか、とりあえずここ…と思って入れた家族のものなど。当然、収納をあけたときに、だれのものかわからない問題が発生します。この悩みも、使った人が戻さないのではなく、収納する場所が決まっていないから「戻せない」ようでした。

見直した点はとてもシンプルで、

・人別にざっくり分ける
・子どものものは本人の動線上に置く

この2つです。とくに意識したのは子どもの学用品。ランドセルの近くには文具を、宿題をする場所の近くにはプリント類を置いています。戻してほしい場所をつくるのではなく、「戻せる場所」をつくる。わが家で何度も失敗してたどり着いた答えでした。

3:見た目重視で「出しにくい収納」になっている

以前はおしゃれなインテリアを使ったきれいな部屋に憧れていました。ただ、私の好みでフタつきボックス、高い位置にある棚、重たい引き出し…など、きれいに隠せるけれど、収納するのが少し大変なものを選んでいました。

すると、出すのは簡単でもしまうのが面倒になり、部屋が散らかる始末。収納は出すことよりも「戻す」のほうがハードルが高いと気づきました。そこで意識したのは、

・ワンアクションで戻せる
・フタをなくす
・よく使うものは、出しっぱなしでもOKな場所にする

こと。とくにリビングは「ものを見せる覚悟」も大事だと感じています。多少見えていても、戻しやすいほうが散らからない。完璧に隠すより、暮らしやすい方を選ぶ。それが、わが家にとっての正解でした。もし今、リビングにモヤモヤしているなら、

・ボックスが増えていないか?
・家族のものがいろいろと混ざっていないか?
・戻しにくい収納になっていないか?

この3つを、そっと見直してみてはどうでしょう。リビングは、がんばらなくてもきれいになる仕組みづくりから始めてみませんか。