「『あとは何とかしてくれ』というプレーが多い」ビルドアップの精度が向上した湘南の次なる課題「毎回、誰かが狙いのある動きをしないと...」
ただし、27節の柏レイソル戦(1−2)と28節の名古屋グランパス戦(0−1)は、相手の強固なブロックに苦しめられて敗戦。29節のサガン鳥栖戦(2−1)では素早い攻撃をベースに得点を奪い勝利を収めたが、連敗を喫した2試合での課題は無視できない。
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攻撃の肝となる両ウイングバックの鈴木雄斗と小野瀬康介も、課題に言及する。
「ゴール前でのアクションが乏しい。ボールを前進させる過程では、空いたスペースを誰が使うのか、どう動くのかという判断がチームとしてすごく良くなってきているけど、敵陣では足りない。たとえば、ボックス付近でサイドから(アンカーの田中)聡にボールが入った時に、相手の背後を誰が取るのか。毎回、誰かが狙いのある動きをしないと、相手のブロックを崩すのは簡単じゃない」(鈴木雄)
「ファイナルサードでの動きが少ないのは感じています。ボールを他の人に預けて『あとは何とかしてくれ』というプレーが多い。僕がサイドから中央にパスを送ろうとしても、選手の動きがなくて出せなかったりもします。躍動感は、良い時と比べると足りないのかなと」(小野瀬)
自陣で相手のプレスをかいくぐっても、ゴール前を攻略できずに得点を奪えなければ、ビルドアップは意味を成さない。湘南がポゼッションサッカーを継続するには、ボールを敵陣に運んだ先の戦い方を成熟させる必要があるだろう。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
