日本サッカー協会が5月28日にミャンマー戦を開催する予定で準備していると明かし、5月末から6月まで、日本代表とU-24日本代表のスケジュールが見えてきました(※)。この厳しいスケジュールの中で、U-24の選手とオーバーエイジの選手を五輪代表として選考することになります。

きっと森保一監督はいくつか選手選考のパターンを考えていることでしょう。それは五輪が国際Aマッチデーに該当せず、クラブに拒否権があるため招集できない選手が出てくることを想定しなければいけないからです。

そして、「まずオーバーエイジの選手をチームに当てはめ、残りをU-24日本代表の選手で埋める」のではなく、これまでずっとメンバー選考を重ねてきたU-24日本代表の選手を最初に固めて、その足りない部分をオーバーエイジの選手で補完するのではないでしょうか。どこを補強したほうがいいか考えると、僕は南野拓実、遠藤航、吉田麻也、大迫勇也、それから酒井宏樹あたりではないかと僕は想像しています。

ただ6月は日本代表とU-24日本代表の活動が重なっているため、オーバーエイジの選手をどちらのチームに入れるか難しいところです。もっとも、元々五輪の際のオーバーエイジの選手は直前に合流して試合を引っ張らなければならない存在です。下のカテゴリーの選手が上のカテゴリーの代表に入るのとは違い、日本代表選手ならすんなりとチームに入り経験値を活かしてきちんと仕事をしてくれるでしょう。

6月の2試合でU-24日本代表に入って劇的に連係が向上するとも思えませんし、僕は6月までカテゴリー別で試合を行い、日本代表はワールドカップ2次予選突破を決め、U-24日本代表は選考前の最後のアピールをしたほうがいいのではないかと思います。

そう考えると今月末から本当に大切な期間が2週間以上続くことになっています。選手たちがどれくらい奮闘してくれるか、今から楽しみです。


※ 5月・6月の日本代表・U-24日本代表活動予定

・5月28日(金)【日本代表】
ワールドカップアジア2次予選 日本 vs ミャンマー(会場未定・フクダ電子アリーナ?)

・6月3日(木)【日本代表】
親善試合 日本 vs 未定(札幌ドーム)

6月5日(土)【U-24日本代表】
親善試合 U-24日本代表 vs 未定(ベスト電器スタジアム)

・6月7日(月)【日本代表】
ワールドカップアジア2次予選 日本 vs タジキスタン(パナソニックスタジアム吹田)

・6月11日(金)【日本代表】
親善試合 日本 vs 未定(ノエビアスタジアム神戸)

・6月12日(土)【U-24日本代表】
親善試合 U-24日本代表 vs 未定(豊田スタジアム)

・6月15日(火)【日本代表】
ワールドカップアジア2次予選 日本 vs キルギス(パナソニックスタジアム吹田)