「萩生田大臣ですか? 姿を見ましたよ。彼はライブが中盤を過ぎた頃にVIPルームに姿を見せ、終盤までいた。手拍子などもせず、席に座って落ち着いて観覧していました」(同席した1人)

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VIPルームに駆けつけたのは......

 こんな目撃情報があったのは、萩生田光一文科大臣(56)である。意外なことに、その姿は9月23日に東京ドームで催された「三代目 J SOUL BROTHERS」(以下、JSB)のライブにあった。


補助金問題を抱える萩生田氏

「萩生田氏に加え、三原じゅん子氏の他、他党の国会議員や都議会議員ら10人ほどが一緒に過ごしていました。ライブのチケット代については招待した団体が支払うので必要ないと説明されました」(同前)

 VIPルームはバックネット裏のスタンド上部にあり、ボックスシートと応接室が一体になった造り。参加者はシートと応接室を行き来しながら、飲み物を手にライブを楽しんだという。

「萩生田さんは無所属の笠浩史議員と親しそうに話をしていた。三原さんは事務所の所長を務める夫と一緒に来ていて、熱心にあいさつをして回っていた」(同席した議員)

 ライブ後、VIPルームに駆けつけたのが、「週刊文春」が加藤綾子との交際を報じたJSBリーダーのNAOTOだった。

「彼を筆頭に主要メンバーは、議員ら一人ひとりと記念撮影に応じていました。その傍らには、JSBが所属するLDH創業者のHIROの姿がありました」(同前)

なぜJSBのメンバーから“接待”を受けていたのか

 なぜ萩生田大臣はじめ国会議員らはJSBのメンバーから“接待”を受けていたのか。懇親会の主催者は大樹グループの会長である矢島義也氏だった。

「大樹グループは傘下にコンサルティング会社などを保有しており、矢島氏は、落選議員を関連会社の役員に登用するなどして面倒をみてきた。自民党の二階俊博幹事長や菅義偉官房長官とのパイプもある。この日も、自民党に入った長島昭久氏について『俺が入れてやった』と豪語していた。芸能界にも人脈をもつ彼はHIROさんとも親交があり、今回の“懇親会”が実現した」(大樹関係者)

 矢島氏と自民党議員の蜜月ぶりは、この日だけではない。9月30日、矢島氏の姿は三原氏らと共に、千葉県内のゴルフ場にあった。

「自民党の下村博文選対委員長ら国会議員を含む7人ほどのグループでプレーを楽しんでいた。三原氏はひざ上20センチのミニスカートでコースに現れました」(ゴルフ場関係者)

ゴルフ場の周辺道路にはまだ倒木も

 ただ、この日は、台風15号の県内上陸から約3週間が経つとはいえ、ゴルフ場の周辺道路にはまだ倒木も見られた。

「ゴルフ場自体も、台風の影響で営業停止を余儀なくされ、数日前に再開したばかり。そんな場所で国会議員がゴルフを楽しむ姿には違和感をもった」(同前)

 三原事務所にライブのチケットやラウンド代について聞いたが、期日までに回答はなかった。

 萩生田事務所はチケット代について明らかにせず、次のように回答する。

「日本の文化や対外的な発信の仕方に国会議員として関心を持っています。若手政治家の方から今人気のアーティストの話を聞いてみたら誘われて、ライブ最後10分を覗いて雰囲気を拝見し、アーティストたちと懇談しました」

 さすがは文化庁を所管する文科大臣、単なるライブ鑑賞ではなかったようだ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月10日号)