ボーズの睡眠改善イヤホン「SleepBuds」が販売中止 バッテリーに問題
米ボーズは、睡眠改善イヤホン「Sleepbuds」が販売中止(ディスコン)になることを、購入者にメールにて通知しています。

今回Sleepbudsが販売中止となる原因は、バッテリーに関する複数の問題が発見されたためです。ボーズは年末までに製品を返品した顧客には、購入価格の249ドル(約2万7000円)を全額返金すると伝えています。

Sleepbudsはノイズキャンセリング機能をうたうボーズの主力ヘッドホンとは異なり、単純なノイズ低減となる「ノイズマスキング」を提供します。さらにイヤホンから波やせせらぎ、焚き火、風にそよぐ木の葉の音を再生して、快適な眠りを誘うのです。

もともとSleepbudsはIndiegogoにてプロジェクトが発表され、製品化にたどり着きました。しかし報道によれば、実際の製品は「満充電状態にならない」「電源が落ちる」など、複数の不具合が報告されているのです。

今回Sleepbudsは販売が中止されますが、ボーズは現在も製品のビジョンの実現に取り組んでいる、とのこと。睡眠不足に悩む現代人は多いので、ぜひ修正モデルか、あるいは将来的な新モデルの登場に期待したいものです。