JR九州の新周遊観光列車、「寝台備えず夜は下車して宿泊」の狙い
車両は、かつて特急「つばめ」にも使っていた787系電車を改造する。両数や収容人数などは未確定ながら、全席をグリーン車とし、一部個室も備える構想だ。JR九州の観光列車では初の“電車”であり、基本的には鹿児島線や日豊線、長崎線など交流電化区間を走行する。
定期列車としての運転を想定しているが、停車駅や運行ルートは未確定。「どう活用してもらえるかは地域次第だ」(首脳)としており、意欲ある地域とともに魅力づくりに取り組む考え。沿線には有力観光地も多く、夜間停車駅では、宿泊施設の需要が一定程度見込まれることから、地域間で停車駅の誘致合戦なども予想される。
ファミリーやシニア層、訪日客などあらゆる利用客への訴求を計画。区間乗車の利用客やツアー客なども想定しており、現在、座席の販売方法や旅行商品の提案方法など詳細を詰めている。JR九州は観光列車を「D&S(デザイン&ストーリー)列車」と称して、各線で展開し、鉄道需要や地域観光資源の創出につなげている。
