MicrosoftがEdgeに代わり、Chromuimベースの新ブラウザを開発中とのうわさ
Windows 10の標準ブラウザであるEdge。人気ブラウザのChromeよりもメモリ消費量が少なく、またWindows 10のタイムライン機能にも対応するなど、それなりのメリットもあるのですが、シェアは低迷が続いており、WEBで使用されるブラウザやOSのシェアを調査しているNet MarketShareによると、11月のシェアは4%ほどに留まります。

MicrosftはそんなEdgeに代わり、Chromeも採用するオープンソースのレンダリングエンジンであるChromiumを使った新ブラウザ、コードネームAnaheimを開発しているとMicrosoftの動向に詳しいテックメディアWindows Centralが報じています。

MicrosoftとChrome(Chromium)の関連と言えば、Microsoftの技術者がChromiumのGerritソースコードに大量のコミットを行っているとの話もありました。このときは、Windows 10のARM版で動作するChromeを開発するために協力しているのではと考えられていましたが、実際には、Anaheimのためなのかもしれません。

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なお、Microsoftの情報に詳しいWalking Catによると、Edgeはもともと複数のレンダリングエンジンに対応しているとのこと。これは、初期にIEとEdge、2つのレンダリングエンジンをサポートするために使われていたようです。
このためEdgeのUIのままChromiumを採用するのか、まったく新しいブラウザとなるのかは定かではありません。登場時期も不明ですが、Windows Centralは、2019年第1四半期にWindows InsiderのFastリングで登場するのを期待するとしています。

MicrosoftはWindowsの新エディションを開発しているとの噂も出ており、2019年は何か大きな変化がありそうです。