神経ガスなどを検出する高感度センサー、東芝が開発
1枚のグラフェンに電極を貼り付け、電界効果トランジスタとして機能させる。まず銅基板上に単層グラフェンを成膜して薬液で銅を溶かす。液中に浮いたグラフェンをシリコン基板上にすくい上げ、電極を配線してトランジスタとする。グラフェン表面にガス分子を吸着する認識分子を並べ、検出したいガスの種類を選ぶ。
単層グラフェンはシリコン基板上で約1センチメートル角。トランジスタの大きさは10マイクロメートル(マイクロは100万分の1)。トランジスタを集積すれば、検出するガスの種類や濃度計測範囲の違うセンサーを多数用意できる。
現在は純粋なガスで検証している段階で、現実の空間を漂う多様なガスには対応していない。今後は多センサーのデータ処理などでガスの種類特定能力を高めていく。
