ママたちウンザリ…。すったもんだの“PTA役員決め”珍道記

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新学年がスタートする春は「PTA役員」選出の季節。子ども1人につき必ず1回というのがノルマではありますが、スムースに決まるケースはあまりないのが本当のところ。

そこで今回は、「もめにもめたPTA役員決め」の現場をママたちに報告してもらいました。
くじ引きでもめる
役員のなり手がない場合、最終的には「くじ引き」や「じゃんけん」で決定するのはよくあるパターン。でも、それでも“もめる”んですよね〜!

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・「くじが当たって役員になってしまった人が、『親の介護があるからできない!』と泣き出しました。しかし、『みんなそれぞれに事情がある中、都合をつけながらやっている』と大ブーイング。結局却下されていた」

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・「役員が決まらず『くじ引きで』ということになったとき、参加していたお父さんが『うちは父子家庭だから、決まってもできない』とくじ引きを拒否。前任役員のひとりが『だったらうちも母子家庭。その言い訳が通るなら拒否すればよかった。そんな逃げはあり得ない!』とすごい勢いでまくし立て、険悪な空気に。しかも、くじ引きのときに違う役員が“絶対当たらないくじ”をその父親に教えていたのが見えてしまった。ゴネたもん勝ちですね…。なんだかな」

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・「『仕事をしているからできない』と保護者会をいつも欠席していた方が、運悪く先生が引いたくじで学年委員に決まってしまいました。すると、その人が『新宿まで仕事に行っているのに、何でくじに私をまぜるんだ!』と学校に抗議電話をしてきたそう。でも、そんな言い分は通じるわけもなく、役員はその人がやることに」
なり手が多くてもめる
PTA役員は「負担が軽い低学年のうちに」「仲良し同士いっしょに」などの理由で、立候補者が多い場合もあったりします。そして、やっぱり“もめる”んですよね〜!

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・「普通はPTA役員がやりたくなくて逃げるものですが、子どもが低学年のうちは役割がラクなので人気があり、取り合いになります。役員を決める3番勝負まで繰り広げられて、選挙運動さながらのアピール合戦や、なれなかった保護者がクレームを出してやり直し選挙が開催されることもあります」

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・「クラスで役員2人を決めることになり、私を含めた3人が手をあげました。どうやらその2人はお友達同士のようで、『2人ならば役員をやります』と希望していました。結局、私の意見も聞かず、強引にその方たちが役員になることに。とてもモヤモヤした気持ちで新生活が始まってしまいました」

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・「小学校での役員決めのとき、役員全員を仲よしママ同士でやりたかったらしく、役員決めの前に役員全員が決まっていたことがありました。でも、他に役員をやりたがっていた人達から大ブーイングが起きて、結局やり直しに。公正を期すためにと、やりたくなかった人たちもくじ引きに参加しなくていけなくなり、いい迷惑でした」
もめる前に押し付けられる
もめる前に自分以外の誰かにサッサと決めてしまいたい…、そんな思惑が一致すると、ガードの弱い誰かが総攻撃に!

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・「役員決めの席で、『仕事してるのでPTAは無理です』と言ってしまった人がいました。けれど、みんな仕事はしているし、その発言に憤りを感じた人が多かったらしく、結局多数決でその人に決まってしまいました。コワッ!」

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・「新年度で、誰がどのような性格なのかも分からないため皆が困っていたところ、隣の人が『じゃあ、名簿の一番の人にしておこう!』と言い出しました。そしたらほとんどの人がその通りに投票してしまった…。」

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・「保護者の中に1人だけ男性が参加していたのですが、母親たちはコソコソと『役員とか面倒くさい仕事は、全部あの人に押し付けちゃいましょう』と言っていた。その後、その男性は仕事があるにもかかわらず、役員だけでなく、地域巡回員なども押しつけられていて本当にかわいそうでした」