第1話「神馬に乗る女」の初出は実に12年前。以来、「どう繋がるかもわからないくらいのユルさ(笑)」で、しかし予め連作を意識して紡がれた5つの不穏な物語を、三浦しをん氏の最新刊『夜の恩寵』は収める。共通項は夜に見る方の夢、そしてカリスマの存在だ。「日常の中で感じるちょっとした胡散臭さとか、周囲に対して何だか知らないけど影響力のある人とか、ごく身近なカリスマですね。私は信仰や信じるという行為に元々